激しい頭痛で生きる気力を奪われて。鎮痛剤の飲み過ぎで肝臓に影響、ついに頭痛外来へ。月に1万円は痛いけれど、背に腹は代えられない
◆苦痛に耐えて生きながらえる日々 最近、スイスに行って安楽死をした日本人のルポを読んだ。進行性の難病で、常に壮絶な痛みと耐えがたい不快感があるのだと言う。本当は生きたかったが、それに何年も耐え、治る見込みがないことから、死を選んだそうだ。私はその人の痛みを経験したことはないし、全く比べようがないのだが、ほんの少しだけ、わかる、と思ってしまった。 終わりが見えない不調が続くと、健全な思考ができなくなっていくし、生きる気力が搾り取られていく気がする。苦痛に耐えて生きながらえるだけの日々を、投げ出したくなる。 私は身体が弱く、様々な不調が学生の時からデフォルトであって、年に何度か酷い症状に襲われる。神がいるとしたら、とんでもないドSだと思う。毎回、もうダメだ! と思うギリギリのところまで追い込まれ、弱り切ったあとくらいに症状が治まる。その繰り返し。 無理して働いても、結局稼いだお金は医療費に消えていく。一体なんのために生きているのだろう。そう思うことが何度もある。
◆片頭痛を抑える注射 あまりに頭痛が続いたため、頭痛外来にかけこんだ。かかりつけ医に、片頭痛を抑える注射があると聞き、すがる思いで受診したのだ。しかし、いきなり注射というステップには進めず、予防薬の調整からはじめるという。 さらに、予防薬を出すのにもかかりつけ医の許可がいると言われ、翌日かかりつけ医の予約をとり、再度頭痛外来を受診することになった。 片頭痛を抑える注射は、一度打つとひと月効果があるそうだが、なんと1万2千円もする。また、片頭痛にしか効かないため、緊張性頭痛などが混在している場合すべての頭痛を抑えられるわけではない。そういった理由もあり、いきなり注射というわけにはいかないそうだ。 そこで予防薬を出してもらい、飲み始めると、1日2回だった頭痛が1回になった。さらに予防薬を増やしてもらい、なんとか頭痛がおこらない日も出てきた。現在も薬の量を調整中だ。
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