持ち帰った食べ物から発覚した妻の「10年浮気」。45歳夫が決断した「衝撃の関係」
土曜日の夕方から出かけることが多い
大和さんの話を聞いた限りではありますが、長く探偵の仕事をしてきた経験から言うと、妻はもう離婚の意思を固めているのではないかと思いながら、調査に入りました。妻は土曜日の夕方から出かけることが多いと言うので、大和さんが帰ってすぐに張り込みスタート。すでに現場ではバイクの探偵がスタンバイしています。 自宅は都心のはずれにあるメゾネットタイプの低層マンションで、一等地にあります。妻は不動産オタクで、購入時より2倍まで値上がりしていると言っていたことを思い出しました。 13時から張っていると、14時に妻が出て来ました。背が高く、ダウンジャケットがよく似合います。アウトドアブーツにハイブランドのトートバッグを持っており、「おしゃれな人が近所に買い物に行く」といったスタイル。手入れされた黒髪は、肩下のロングヘアで、ツヤツヤとしています。 近くのスーパーに行くのかと思ったら、妻はタクシーに乗り東京駅へ。人がごった返す東京駅をすごいスピードで歩いて行き、東海道新幹線乗り場で背が高い50歳くらいの男性と待ち合わせていました。 二人は無言で手を繋いで、スマホをかざして改札内に入って行きます。彼らが上がっていったのは、新幹線「こだま」が出るホームを確認して後を追います。おそらくグリーン車付近にいるだろうと思い姿を探すと、見つけることができました。
10年前からの「セカンドパートナー」
妻と男性は夫婦のような雰囲気で、特に何も話さずにリラックスしています。熱海で下車してそのまま高級旅館にタクシーで直行するのかと思ったら、庶民的で古いホテルにチェックイン。私たちも近い部屋を押さえました。 19時に出てくると、人気の和食店へ。比較的混んでいましたが、私たちは隣のテーブルを確保。 妻は刺身の盛り合わせのほか、いろいろなものをオーダー。「あなたと来ると、なんでも頼めて楽しいわ」と探偵もドキッとするほど魅力的な笑顔で微笑みかけていました。 妻と男性の会話で分かったのは、二人は10年ほど前から「セカンドパートナー」であること。いわゆる恋人同士ではなく、お互いが心の支えであるという関係です。肉体関係があったとしても、あくまで友達以上恋人未満のセカンドパートナーだということ。 妻は偏食とこだわりが強い大和さんと一緒だと外食が楽しめないために、この男性と共通の知人とここ10年ほど、美食の会を楽しんでおり、2人は最近行ったレストランと、シェフの噂話に花を咲かせていました。