年末年始の「12月」と「1月」は毎年家計が厳しくなりますが、今年は物価上昇もあり、足りるか不安です。今から準備をしておく方法や、使いすぎないためのコツがあれば教えてください。
年末年始はクリスマスやお正月といったイベントが続き、出費が増える時期です。さらに今年は物価の上昇が家計を圧迫し、例年以上に支出の増加が心配という方も多いのではないでしょうか。 この記事では、今からできる具体的な家計準備や、年末年始の使いすぎを防ぐコツを紹介します。少しの工夫で、年末年始を安心して迎えられるように、今から計画的な準備を始めましょう。 ▼「エアコン」の電気代と、灯油ストーブの「灯油代」は1ヶ月でいくらかかる? それぞれの費用を試算
なぜ「12月」と「1月」は家計が厳しくなりやすいのか?
年末年始は年間の中でも家計支出が大きく増える時期です。総務省統計局の家計調査によると、2023年は12月の支出は年間で最も高い結果となりました。12月はクリスマスや忘年会、帰省費、おせち料理といった特別な出費が重なることで家計の負担が一層増します。 また、2024年は物価の上昇が家計を直撃しています。特に食料品やエネルギー価格が上昇しており、光熱費の増加が家計の負担となっています。これにより「見えない支出」が増え、計画的な家計管理がますます重要だといえるでしょう。
今からできる! 年末年始の出費を抑える家計準備法
12月・1月の出費を抑えるためには、早めの準備が欠かせません。まずは年末年始に必要な支出をリスト化し、項目ごとに予算を設定することから始めましょう。クリスマスプレゼントや帰省費、正月のおせち料理といった大きな出費は、項目ごとに金額を見積もると計画的に管理しやすくなります。 クリスマスプレゼントは早めにリサーチし、セールやクーポンを活用することで出費をおさえられます。また、帰省の交通費も早めに予約しておくと割引を利用できる場合があります。さらに、長期保存ができる日用品や食品は、事前に安い時期にまとめて購入することで、年末の出費を分散させ、家計の負担を軽減できます。
使いすぎを防ぐための具体的なポイント
年末年始はイベントが続くため、どうしても使いすぎがちです。しかし、具体的な工夫をすることで、予算内に収められます。まず「封筒分け」や「専用口座」で支出を管理しましょう。 たとえば、クリスマスの予算を5000円、お年玉の予算を1万円といったように、使途ごとに分けて資金を管理すると、必要な範囲内でやりくりしやすくなります。 また、年末の買い物は計画的にリストを作成し、必要なものだけを購入することが大切です。特に年末年始のセールでは衝動買いをしがちですが、リスト外のものは買わないというルールを作ると無駄遣いを防げます。 さらに、クリスマスプレゼントやお正月のギフトについても、家族や友人と予算を決めることで、負担を減らしつつ、気持ちのこもった贈り物を用意できます。
少しの工夫で、安心して年末年始を迎えよう
物価上昇が続く中で、年末年始を無理なく乗り切るためには、早めの計画とちょっとした節約の工夫が大切です。予算を設定し、使いすぎを防ぐ管理方法を実践することで、必要な支出をおさえつつも年末年始を楽しむことができます。家計の圧迫を感じるからこそ、計画的に支出を管理し、無理のない年末年始を過ごしましょう。 出典 総務省統計局 e-Stat 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2023年12月 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部