精子のためにやってはいけないこと 妊活中の男性が「膝上パソコン」に気をつけたほうがいい理由を認定看護師が解説
睾丸の「圧迫」も大敵 タイトな下着は避ける
温め以外に、「圧迫」も気をつけたいところです。ブリーフやボクサーパンツといったタイトな下着の着用は、陰嚢を圧迫して精子運動率の低下につながるリスクが指摘されています。 同時に、陰嚢が体に密着して体温で温められることから、精子を作る働きが低下する可能性もあります。精子のためには、陰嚢を圧迫せず、下着内の熱を上げない、ゆったりとした通気性の良いパンツを選ぶようにすると良いでしょう。 また、長時間にわたって自転車にのることも、妊活中であれば避けたほうが良いでしょう。睾丸を圧迫することになるため、陰嚢温度が上昇したり、血流が悪化したりする恐れがあります。圧迫による勃起力の低下も報告されています。
精子に良い環境づくりを心がける
不妊の原因の約半数は男性にあるとされています。それにもかかわらず、知識不足などから「自分は大丈夫」と考え、男性側の意識や対応が遅れてしまうカップルもいます。精子の状態が悪くても、無精子症でも射精することは可能です。性欲の強さは、精子の濃度や運動率に関係ありません。 精子や精液の状態は、生活習慣によって悪化したり、改善したりします。妊活中ならば、今すぐにでも精子にとって良くないとされる生活習慣や環境を見直しましょう。正しい知識を持って、カップルで妊活ライフを楽しんでください。
Hint-Pot編集部