展示生物を自ら捕獲に…『唯一無二の水族館』目指す22歳新館長の奮闘 豊富な知識と仕事への熱量で抜擢
地元の人: 「もっと深く!重労働やで。そうそう、それぐらい。それぐらい深く掘ったら出てくるわ」 すると…。 朝田さん: 「これやない?これやない?これやない?これやない?これこれこれこれ!ミミズかと思ったけど。タウナギや!めっちゃ小っちゃいよ」
この後、次々とタウナギを発見しました。 朝田さん: 「小学生とか中学生にこんな仕事があると知ってもらいたい。だって生き物探す仕事ってあんの?知らないですよね、こんな仕事。知っていたら、目指す人がめっちゃ増えるんじゃないかな」
■赤目の渓谷を歩くのが楽しくなる水族館
展示する生物も、建物も一新した「赤目滝水族館」。オープン直前にその見どころを紹介してもらいました。 まるで岩と一体化したかのようなオオサンショウウオ。
朝田さん: 「実際ココにお客さんが来た時に、え?何がおるの?となると思うんですよ。実は岩棚の下の奥にオオサンショウウオがいます。よく見てもらうとわかるんですけど。パッと見てわからないんですけど、気づいたらわかるじゃないですか、そこに姿があって。それが実際のオオサンショウウオの姿なんですよね」 次に紹介してくれたのが、アマゴです。
朝田さん: 「これはアマゴという魚なんですけど。日本の渓流魚で上流域のキレイな水とか冷たい水のところにいる冷水魚といわれている魚。水流を(右から左に)流しているので、アマゴが水流に逆らって泳ぐんですよ。だから正面から見るとアマゴの横面が見えるんですけど、水槽の右面から見ると、アマゴの顔面、正面からもアマゴが見える感じになっています」 そして、朝田さんのイチオシ、タウナギです。
朝田さん: 「僕が初めて考えたのかどうかは調べてないのでわからないんですけど、タウナギの水槽で、ちょっと見てもらったらわかるんですけど、このタケノコみたいなやつが(タウナギ)。息を吸う時に水面に上がってくるので、その時は頭を伸ばしてもう完全にチンアナゴでしょ」 朝田さんは「渓谷に入る前に、こんなコケがあるのかとか、前もって知識をつけてもらって、渓谷内で今まで10分で歩いていた道が、見るところが多くなるので20分30分かかって、歩く道になるときっと面白い」と話しています。