関西経済界、万博成功誓う 互礼会、入場呼びかけも
関西経済連合会など関西の主な経済団体や大阪府・市は6日、2025年の新年互礼会を大阪市で開いた。開幕まで3カ月余りとなった大阪・関西万博の成功へ団結が呼びかけられた一方、入場券の売れ行きは低調で購入を求める場面もあった。人手不足への懸念を口にする企業トップもいた。 関西経済連合会の松本正義会長(住友電気工業会長)は「万博を成功させなければいけない」と強調。壇上から約2千人の出席者に「たくさんチケットを買ってください。赤字になったらどうにもならない」と話すと会場からは笑いも起きた。 大阪商工会議所の鳥井信吾会頭(サントリーホールディングス副会長)は「お金を払って行く価値があると知ってもらう必要がある」と指摘し、東京での関心が低いため「パビリオンやイベントの魅力を分かりやすく説明していく」とした。 大阪外食産業協会の中井貫二会長(千房ホールディングス社長)は「海外に日本の食文化を発信する大きなチャンスだ」と期待した上で「期間中は人員が会場に取られ、人手不足が進む」ことには懸念を示した。