大阪・松井知事と吉村市長が会見 「クロス選」出馬(全文1)もう一度皆さんに問いたい
大阪府の松井一郎知事(大阪維新の会代表)と大阪市の吉村洋文市長(同政調会長)は8日午後、大阪維新の会の全体会議終了後に記者会見を行った。 【動画】松井知事と吉村市長が会見 大阪都構想で決裂「クロス選」出馬表明(2019年3月8日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「松井知事と吉村市長が会見 大阪都構想で決裂「クロス選」出馬表明(2019年3月8日)」に対応しております。 ◇ ◇
松井知事「掲げた公約をやり切りたい」
司会:お待たせをいたしました。定刻になりましたので始めさせていただきます。それでは、ダブル選挙に挑む大阪維新の会、松井一郎代表、吉村洋文政調会長の記者会見を始めさせていただきます。先に松井代表より一言、お願いいたします。 松井:本日、大阪府議会議長に対しまして、知事として3月20日付をもって辞職したい旨のご報告をいたしました。今回、辞職に至ったのは、われわれは、僕と吉村市長は2015年の11月、ダブル選挙において大阪都構想、これをもう一度、住民の皆さんに判断をいただくということを政策の一丁目一番地として立候補し、府民の付託を得て、知事、市長というポジションをいただきました。この公約を成し遂げるために、これまで府議会、市議会とも公明党さんとは協議をしてまいりましたが、調った協議が今回、ほごにされるということで、今、まさに法定協議会において協議書を作ること、この協議書を完成させることが非常に困難、無理な状況に追い込まれてしまいました。 この状態の中でわれわれが大阪都構想の住民投票を諦めることは、2015年の選挙においてわれわれが約束をしたこと、この約束をたがえることになります。大勢の皆さんと約束をし、期待もされ、ここまで大阪都構想実現に向けてありとあらゆる手段を用いましたが、今まさにこの大阪都構想がつぶされかけているという状況です。この状況を打破するためには、自ら自分の身分にこだわってたんでは、これは実現不可能となります。 なんとかもう一度、世の中の皆さんに問いたい。世の中の皆さんの意見を聞かせていただいて、大阪都構想、二度と過去の二重行政、府市の対立、「府市合わせ(不幸せ)」と言われた、そういう大阪に戻さないためにもう一度、正常な形の法定協議会をつくり上げて、そして住民の皆さんにもう一度判断をいただく、掲げた公約をやり切りたい、守り切りたい、約束を守りたいという思いであります。 統一地方選挙で府議会、市議会、知事、市長と4つの選挙が行われるわけですけど、選挙戦を通じて大阪都構想の必要性を訴え、皆さん方のご支持をいただきたいという思いであります。ぜひ大阪府民・市民の皆さんにご理解をいただけますようによろしくお願いをいたします。