“ミスターレオ”西武渡辺久信GM、35年間のライオンズ生活終える ナベさん、お疲れさまでした
<We love baseball> 西武渡辺久信GM(59)が12月末をもって球団を去る。借金42、歴史的敗北の引責辞任になる。 【写真】最終戦を終え苦悩に満ちた表情の渡辺監督代行 14年間の現役時代に加え、04年以降も監督などいろいろな肩書で21年間、合計35年間のライオンズ生活。今季最終戦では「私は誰よりも西武ライオンズを愛しています」とスピーチした。 悔しさもあるだろう。でも球団納会ゴルフには胸を張って参加した。L帽子にライオンズブルーのいでたち。「このコースで毎年何回もやってきてるのに、いつもこのホール、うまくいかないんだよな~」という言葉もまた“ミスターレオ”ぶりを物語る。 納会ゴルフの日も耳打ちしてくる選手や関係者がいた。「今日って『GM』って呼べばいいんですかね?」。確かに。特に年下にとっては難しい問題だ。在籍歴が長く、人によって「GM」「監督」「SD」など深く関わりだした時の敬称が違う。ちなみに今季、監督代行で入ったベンチ内では「GM」と呼ばれることが多かったそうだ。 退団するから外部の人になる。この先、なんて呼べば-。なぜか青春時代の変な気持ちを思い起こしながら「GM…これから、どうお呼びすればよろしいですか?」と尋ねてみた。 この流れで「好きに呼べばいいよ」の答えが一番難しいが、そのあたりを察していただけるのがとてもありがたい。即答。 「ナベさん、でいいよ。そう呼ぶ人、多いし」 ナベさん、お疲れさまでした。【金子真仁】