明石商逃げ切る 中森9K完投 桐生第一、最終回あと一歩及ばず 交流試合
◇2020年甲子園高校野球交流試合 ○明石商3―2桐生第一●(16日・甲子園) 先発は、明石商が1年の夏から甲子園を経験し、最速151キロの右腕・中森、桐生第一が制球力抜群の左腕・宮下。 【明石商中森vs桐生第一打線】「特別な夏」の熱闘を写真特集で 立ち上がりは互いに堅守が光り、無得点のまま中盤へ入った。 明石商は六回裏、2番・宮城、3番・河野の連続ヒットなどで2死二、三塁の好機を作ると、5番・井上がレフトへのタイムリーヒットで一気に2人生還。待望の先制点を挙げた。 二回以降中森にノーヒットに抑えられていた桐生第一は、七回表、2死二塁から星野がレフトへのタイムリーヒットを放ち、すぐに1点返した。 明石商は八回裏、2死一、二塁で代打・山口がライトへタイムリーヒットを放ち、1点を追加。 2点差で追いかける桐生第一は九回表、4番・中島のヒットなどで2死三塁とすると、途中出場の川端のタイムリーヒットで1点差に詰め寄ったものの、あと一歩及ばなかった。 明石商先発・中森は9回を投げ切り、九つの三振を奪った。 ◇来田、40校以上から誘い 三回に内野安打を放った明石商主将・来田。神戸市出身で、小学校時代にはプロ野球・オリックスのジュニアチーム、中学時代には神戸ドラゴンズに所属。高校進学時には40校以上から誘いを受けたという。明石商への進学を決めたのは、3年連続夏の兵庫大会決勝で敗れた同校OBの兄への思いと、狭間善徳監督の指導を受けたいという気持ちだった。 ◇全16試合をライブ中継 ニュースサイト「毎日新聞」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/)と「Yahoo!JAPAN」が運営する「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/)で展開する「センバツLIVE!」では、センバツ交流試合の全16試合をライブ中継します。センバツLIVE!は、パソコンやスマートフォンで、いつでもどこでも無料でお楽しみいただけます。勝負の裏側に迫った最新のニュースや写真特集など、試合の情報が盛りだくさんです。センバツ交流試合にどうぞご注目ください。