3位左腕がタイトル獲得も…上位2人が自由契約 4位は中軸経験、阪神2021年組の明暗
阪神の2021年ドラ1・森木、ドラ2鈴木は自由契約選手として公示された
日本野球機構(NPB)は2日、2024年度の契約保留者名簿と自由契約選手を公示した。自由契約選手は126人で、その中に2021年阪神ドラフト1位・森木大智投手、同2位・鈴木勇斗投手の名前もあった。ここでは同年ドラフトで阪神に指名された選手の現在地を検証する。 【写真】ショートパンツ姿に輝く笑顔… 阪神戦での“美しすぎるラウンドガール”の始球式 森木は中学時代に軟式球で150キロを計測して話題に。高知高では甲子園に出場できなかったが、鳴り物入りでプロの門をたたいた。1年目に1軍デビュー。2登板で2敗、防御率6.23だった。 2年目は1軍登板はなく、2軍で15試合に登板して3勝4敗、防御率6.15。今季は2軍で21登板(1先発)で0勝0敗、防御率11.32。20回2/3を投げて23安打、27四球、5死球と苦しんだ。来季は育成選手として再スタートを切る。 左腕の鈴木は創価大から入団も、3年間で1軍登板はなかった。今季は2軍で16登板(3先発)で0勝3敗、防御率4.62。25回1/3を投げて与四球が24だった。 一方、新潟医療福祉大から3位入団した桐敷拓馬投手は今季大ブレークした。リーグ最多の70試合に登板して3勝1敗40ホールド、防御率1.79。43ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手のタイトルを手にした。 智弁学園高から4位入団した前川右京外野手も急成長。116試合で打率.269(324打数87安打)、4本塁打42打点、OPS.697をマークした。21歳は3番で10試合、5番で15試合に先発出場するなど中軸も経験した。 5位の岡留英貴投手は自己最多の35登板で防御率2.84。6位の豊田寛外野手は11試合出場でプロ初安打を含む4本のヒットを放った。7位の中川勇斗捕手はまだ1軍経験はないが、今季は2軍で70試合に出場、打率.321、4本塁打をマークした。来季の飛躍が期待される。
Full-Count編集部