センバツ高校野球 甲子園・開会式 学石、堂々と行進 「勝利するだけ」 /福島
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)は18日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。33年ぶり4回目の出場を果たした学法石川の選手たちは開会式でキビキビした行進を見せた。学法石川は大会第2日第3試合(19日午後2時開始予定)で健大高崎(群馬)と対戦する。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 式では、プラカードを掲げたグラウンドマネジャーの伊藤壱太朗(3年)を先頭に入場した学法石川は、大河原千晟(ちあき)(3年)の「イッチ、ニー、イッチニー」という大きな掛け声で堂々と行進。チームのムードメーカーの大河原が声掛けを担当することは選手全員一致で決めた。主将の小宅(おやけ)善叶(よしと)(3年)は「行進は甲子園での最初のあいさつ。笑顔でハキハキとできた」と満足そうだった。 式後、取材に応じた小宅は「みんな一つ一つの態度や目つきが変わり、勝つための『甲子園モード』になっている」と奮起。健大高崎については「体が大きい選手が多かったが、ひるむことはない。やってきたことを出して勝利するだけ」と気合十分だった。【竹田直人】