17日(木)はスーパームーン 今年地球から最も近い満月に 全国秋晴れでチャンスあり
国立天文台によると、17日(木)に昇る月は2024年の中で地球から最も近い満月、いわゆる「スーパームーン」になるという。17日(木)夜は大陸から移動してくる高気圧に覆われ、沖縄から北海道の広い範囲にかけて秋晴れとなる見込み。全国各地で「スーパームーン」を見ることができそうだ。
地球と月の距離は毎回異なる
国立天文台によると、17日(木)に昇る月は2024年の中で地球から最も近い満月、いわゆる「スーパームーン」になるという。地球の周りを公転する月の軌道は楕円形をしているため、地球と月との距離は一定ではなく、月の軌道は太陽や地球などの重力を受けて刻々と変化するそう。このため、地球の中心と月の中心との距離(地心距離)は変化し、満月や新月のときの距離も毎回異なるということだ。
東京の月の出時刻は午後5時ごろ
17日(木)の東京では、午後4時49分ごろに月が出始め、午後8時26分ごろに満月となって、午後11時半ごろ真南の空に昇る見通し。その後、翌18日(金)午前6時24分ごろに西の空へ沈むという。なお、2024年で地球から最も距離が遠い満月だった2月24日と比較すると、今回の満月は約14パーセント大きく、約30パーセント明るく見えるそうだ。
17日(木)は秋晴れでスーパームーン日和に
17日(木)夜は大陸から移動してくる高気圧に覆われて、沖縄から北海道にかけて秋晴れとなる見込み。全国各地で「スーパームーン」を見ることができそうだ。月が沈む18日(金)明け方ごろになると雲が広がりやすくなる見通しのため、17日(木)夜のうちに観察した方がいいかもしれない。 なお、夜は空気がヒンヤリするため、長い時間夜空を眺める際は、寒さ対策を忘れないようにしたい。 (気象予報士・鈴木悠)