尿もれ、頻尿、膀胱炎…気になる尿トラブルをセルフケアで改善。
息を吐きながら左右に足を広げる。 自然な呼吸を繰り返しながら、股関節周りがほぐれる場所でキープ。足を閉じて広げるを10回ほど繰り返す。
3.骨盤底筋を動かす。
骨盤底筋の微妙な動きを感じながら。 尾骨に手のひらを当て、指を尾骨の内側に入れる。息を吐きながら骨盤底筋を締めて引き上げ(尾骨が手から離れる感じ)、5~10秒キープしてゆるめる。次に、締めたらゆるめるを、1秒ずつスピーディに繰り返す。
お尻やお腹の筋肉を動かしてはダメ!
日頃のケアで整える。
「年齢を重ねるとお肌だけではなく陰部も乾燥します。それは、女性ホルモンの低下によってバリア機能がなくなるから。細菌も入り込みやすくなり、かゆみや膣炎、膀胱炎になりやすい」と佐藤さん。 「体を洗うソープでは刺激が強すぎるため、陰部は必ず専用のソープを泡立ててやさしく洗い、クリームやオイルで保湿してください」 また、気温が下がる季節は、膀胱を刺激して尿意を催しやすくなる冷え対策も重要だ。 「薄手の腹巻きパンツはおすすめです。靴下は夏も履き、レッグウォーマーなどで足首を冷やさないようにするのもおすすめです」 頻尿は睡眠の質とも関係するため、自律神経を整えるアロマオイルや、適度な運動でストレスをコントロールするなど、睡眠の質を高める方法も有効だ。 尿もれや頻尿が気になる人の中には、外出中は生理用のナプキンを使うという人もいるが……。 「やはり専用の吸水パッドを使ったほうがいいですね。使うのをためらう人は多いと思いますが、こまめに取りかえれば蒸れませんし、ストレスなく使えます」
フェムケア
大切な場所だからこそ、繊細な扱いと、丁寧なケアを。
フェムゾーンは、専用のソープで。
泡やジェルがデリケートゾーンの汚れを包み込んで落とす。
お風呂の後は、顔同様に保湿を。
ムレや不快感、ニオイが気になったら、デリケートゾーンにシュッとスプレー。芳香蒸留水の保湿成分が潤いを与えてくれる。
トイレで拭く時はこすらず、押さえる。
おしっこは、トイレットペーパーでポンポンとやさしく押さえて拭く。ビデやこするのは、かえって乾燥したり雑菌が入るので避けて。大便は紙を後ろにずらして拭く。温水洗浄便座を使うなら、最弱の水量で短時間で。