VCARBメキエス代表「今日はヒュルケンベルグにつきる」角田裕毅&リカルドと接触、イタリアGP後退を嘆く…持ち込んだ新要素も十分に試せず|F1
ビザ・キャッシュアップRBのローラン・メキエス代表が、第16戦イタリアGPにおいて序盤リタイアとなった角田裕毅について「ユウキのリタイアは本当に残念」と心情を吐露した。 【動画】「うわ~残念…」ヒュルケンベルグとの接触でマシンダメージを負った角田裕毅、イタリアGPは序盤で無念のリタイア 角田はモンツァで16番グリッドからレーススタートする。5周目には15番手を走行していた角田だったが、ターン1においてすぐ後ろのニコ・ヒュルケンベルグがタイヤをロックさせ、止まりきれず角田のマシンに追突。 この接触で角田のマシンはダメージが大きく、フロアの損傷も確認されたことからチームはリタイアを指示。角田にとっては4度経験しているモンツァにおいて、DNS、14位、DNS、DNFと不本意な結果が続いていることになる。
メキエス代表はレース後「今日のレースはヒュルケンベルグにつきるね」と発言。ダニエル・リカルドがヒュルケンベルグに接触し、ドイツ人ドライバーはポジションを下げた。その後角田にヒュルケンベルグが衝突したこともあり、VCARB2台とトラック上でレーシングインシデントとなったことを嘆いた。 「ダニエルはコースアウトさせられたため、5秒のタイムペナルティを受けた。その後、ヒュルケンベルグがユウキにぶつかり、リタイアに至った」 「ユウキのリタイアは本当に残念だったね。最も悔やまれることは、ここで導入したアップデートを理解するため、それを見極めることができたはずの40周を失ったことだ」
「ダニエルは最初のタイムペナルティを正しく実行しなかったとして、さらに10秒のペナルティを課せられてしまった。このような状況での手順をしっかり見直して、モンツァでのミスから我々は学ぶ必要がある。このようなことは起こり得るものだからね」 「水曜日にピレリのタイヤテストを行うため、引き続きモンツァに滞在してデータを収集し、それから数日かけてモンツァの出来事から何を学べるのかを見極める予定になっている。特にアップデートパッケージに関しては引き続きしっかりデータを解析したい」 メキエス代表は「実は、次のラウンドのアゼルバイジャンで持ち込む予定だった新要素があって、ファクトリーの強いプッシュもあって、モンツァにそれを1セットだけパーツを持ち込むことができた。実はユウキにそれを使用させていたんだ」と発言。今回、角田が実戦で新要素を試していたと証言している。