15歳、初のオーディションで…知英(ジヨン)が語るKARAでのデビューと当時の葛藤
印象的な曲とダンスで新しいスタイルを確立し、日本のK-POPブームの先駆けにもなった韓国のガールズグループ・KARAのメンバーとして2008年に加入し、日本でも俳優として数々のドラマや映画に出演していた知英(ジヨン)さん。美しさのなかに落ち着きと知性を感じさせる、魅力あふれるアーティストだ。 【写真】 凛とした美しい表情も魅力的!現在30歳のKARA・知英(ジヨン)さん そして先日、以前所属していた日本の芸能事務所にも所属し、拠点は韓国に置きながら、この冬より日本での活動を再びスタートすることを発表した。前回のインタビュー記事では、その報告とともに、過去に一部メディアで報道された、知英さんが2019年に日本での活動を終えて帰国した理由や報道の真相についてお伝えした。 今回は、2024年8月に9年ぶりに日本でコンサートを開催し、大きな話題にもなったKARAの一員として、デビューするまでの経緯やグループ活動について、そして早世したメンバーのク・ハラさんとのエピソードを語ってくれた。
2008年、末っ子メンバーとして加入
オーディションを経て、知英さんが人気グループKARAの末っ子メンバーとなったのは2008年のこと。アーティストを目指していたわけではなく、ダンスやボーカルのレッスンを受けた経験もなかったという彼女は、いかにしてKARAの一員になったのか。 「KARAに加入するきっかけを作ってくれたのは、親戚のお姉さんでした。当時、お姉さんはKARAの所属事務所で練習生をしていて、マネージャーさんに『新しいメンバーを探すオーディションをやっているんだけど、どこかにかわいい子いない?』と言われ、当時中学生だった私を推薦してくれたのです。 それまでオーディションなど受けたことなく、そのときが人生初のオーディションでした。そこで歌を2曲歌ったのですが、1曲は韓国のバラードで、もう1曲は少女時代さんの曲でした。私はボイストレーニングを受けたこともなければ、ダンスの経験もなかったのですが、幸運にも合格。2008年に15歳の最年少メンバーとして、KARAに加入することになったのです。本当に驚きましたし、ラッキーでした」