【60歳代の貯蓄】元銀行員が解説!現代シニアは「貯蓄ゼロ」と「貯蓄2000万円以上」どっちが多い?比較してみた
年金だけで生活できている高齢者世帯は約4割
2024年7月5日、厚生労働省による「2023(令和5)年国民生活基礎調査の概況」によると、公的年金や恩給だけで生活している高齢者世帯は、41.7%です。 約6割は、公的年金や恩給での生活は難しく、65歳以降も働いたり現役時代の貯蓄を取り崩したりする生活が浮き彫りになっています。
老後資金は早めに準備していきましょう
65歳現役シニア世代は、貯蓄額2000万円以上の世帯は多いものの、貯蓄ゼロの世帯も同じくらい多いとわかりました。 生活するうえで食費や医療費、住宅費など、避けられない出費は多くあります。 しかし、老後生活を安心して過ごすためにも、家計の収支バランスを整えて、現役時代から早めに老後資金の準備を始めましょう。
参考資料
・総務省「2020年基準消費者物価指数全国2024年(令和6年)11月分」 ・日本銀行「経済・物価情勢の展望(2024年10月)」 ・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]令和5年調査結果 ・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]令和5年調査結果 ・厚生労働省「2023(令和5)年国民生活基礎調査の概況」
円城 美由紀