「よく寝たのに、眠気がとれない…」睡眠のプロが勧める“朝できる眠気覚ましの習慣”
よく寝たのに、眠気がとれない…
夜、ちゃんと眠ったのに、日中なかなか眠気がとれない…。なんていう経験はありませんか? 今回は、毎日がんばっているオトナ女子たちを“眠り”の力で元気にしたいと、快眠セラピストの三橋美穂さんが書かれた著書『オトナ女子の不調と疲れに効く 眠りにいいこと100』(かんき出版)から、朝に強くなるためのちょっとした工夫が紹介されたトピックスを一部抜粋してご紹介したいと思います。 【前回はこちら】「夜ぐっすり!朝スッキリ!」ちょっとの工夫で“睡眠の質”が劇的に変わる方法をプロが解説 かんたんに毎日の生活に取り入れられる方法なので、ぜひとも自分に合ったやり方を見つけてみてくださいね!
目覚ましカーテンで気持ちよく朝日を感じる
(これに効く!)日中の眠さ <目覚めに必要な朝の光をカーテンの工夫で上手に取り入れる> ホテルでカーテンをしっかり閉めて寝て、翌朝寝坊したことはありませんか? 私はあります。ホテルのカーテンは遮光度が高く、暗すぎて起きられませんでした。それ以降、ホテルではカーテンのすき間を2~3㎝開けて、朝日が入るようにして寝ています。 睡眠中は暗いほうが熟睡できるので、遮光カーテンと「カーテン自動開閉機」(目覚ましカーテン/スマートカーテン)を活用しましょう。 200㎖の紙パックジュースくらいの大きさの器具をカーテンレールに設置します。スマホで設定した時間にその器具が自動で動くことで、カーテンが開閉します。起きたい時間の10分前に開くように設定すると、朝日を感じたあとに目覚ましが鳴り、気持ちよく目覚められます。 旅行や出張で家を留守にするときの防犯対策にもなるので、一人暮らしの人にもおすすめです。 【POINT】 ・光が入らないほど暗い部屋では朝目覚めにくい ・設定した時間に自動で開閉するカーテンがおすすめ ・起きたい時間の10分前に設定しておくと気持ちのよい目覚めに
朝食にはたんぱく質をプラスする
(これに効く!)日中の眠さ、ダイエット <ごはん+焼き魚+みそ汁の和定食は快眠につながるベスト朝ごはん!> 体内時計が乱れると体が時差ボケ状態になり、細胞一つひとつの働きが悪くなります。体内時計を整えるためには、睡眠のリズムを一定に保つことと、何時に何を食べるのかという食事の規則性が大切です。 たんぱく質に含まれる「トリプトファン」という成分は、睡眠ホルモンであるメラトニンの原料になります。体内で変換されるのに時間がかかるので、朝食でとっておくのがおすすめです。とくに魚の脂に含まれるDHAとEPAは、中性脂肪と悪玉コレステロールを下げる働きがありますが、これは朝のほうが吸収されやすいことがわかっています。 ごはんと焼き魚、みそ汁という組み合わせは、朝食べるメニューとして理想的なのです。 また、カフェインにも体内時計のリセット効果があることがわかっています。しかもその効果は非常に高いので、朝のコーヒーも理にかなっています。 【POINT】 ・たんぱく質に含まれるトリプトファンが睡眠ホルモンの材料に ・魚のDHAやEPAは朝食べるほうが吸収率アップ ・朝のコーヒーは体内時計のリセットに効く