寒いので暖房をフル稼働です。10年前のエアコンを使い続けているのですが、最新機種のほうが電気代は安くなるのでしょうか?
10年前などの古いエアコンを使っていると、最新モデルに買い替えた場合、どれくらい電気代が節約できるか気になるものです。電気代が安くなり、性能や機能も向上すれば、買い替えの大きな理由になるでしょう。 本記事では、古いエアコンを買い替えた際の省エネ性能や電気代の変化について解説します。エアコンの電気代を節約する方法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
古いエアコンを新しいものに買い替えると電気代が節約可能
一般的に、古いエアコンを新しいものに買い替えることで電気代を節約できます。なぜなら、新しいエアコンのほうが省エネ性能が高く、消費電力をおさえられるからです。 経済産業省資源エネルギー庁の「機器の買換で省エネ節約」によると、現在の省エネタイプのエアコンは、10年前のモデルと比べて約15%省エネ性能が向上しているとのことです。具体的には、2013年(10年前)のエアコンの年間消費電力量(kWh/年)が903kWhだったのが、2023年には769kWhにまで改善されています。 電気料金単価を全国家庭電気製品公正取引協議会が提示する目安単価の31円/kWh(税込)とした場合、年間にかかるエアコンの電気代は以下のとおりです。 ・2013年(期間消費電力量903kWh):約2万7993円 ・2023年(期間消費電力量769kWh):約2万3839円 性能や使用状況にもよりますが、現在古いエアコンを使用している場合、買い替えることで電気代の削減が期待できます。
10年前のエアコンは故障リスクも高い
10年前のエアコンは、現在のエアコンと比べて省エネ性能が劣るだけでなく、故障リスクも高いため注意が必要です。 一般的に、エアコンの寿命は約10年といわれています。10年経過したからといって必ず故障するわけではありませんが、異音や異臭、水漏れ、動作不良などのトラブルが発生するリスクが高くなります。真夏や真冬にエアコンが故障するかもしれません。 もし10年近く使用しているエアコンが故障した場合、修理よりも買い替えを検討したほうがよいでしょう。修理をしてもすぐに故障するリスクもあるためです。 エアコンを10年近く使用している場合、故障のリスクが高いことも理解しておく必要があります。