藤岡真威人、父譲りのヒーロー精神で「ウイングマン」挑戦!40年越しの実写化「期待に100%応える」
自らスーツ着用!
本作の監督・アクション監督は、特撮ファンが絶大なる信頼を寄せる坂本浩一。真威人は「坂本監督にはすごく自由にやらせてもらいました。本読みの段階から『真威人くんは健太くんだから。すごくいいね!』と褒めてくれるんです。また、アクションに関してもすさまじい熱意で、ト書きに書いてある以上のスケール感と、迫力のあるアクションをつけてもらいました。絵的にもすごくかっこよく撮っていただき、本当に感謝しかないです」と撮影を振り返る。 変身前の健太は、手作りの赤いウイングマンスーツを着用して、自主的にヒーロー活動を行っているという設定。「実は、赤いスーツの中には僕が実際に入っているんです」と明かした真威人は「はじめてフル装備でスーツを着た時には、こんなに苦しいものなのかと思いました。真夏の撮影だったので、感覚的に気持ちのいいものではないし、いろんなパーツがついてるので動きづらい。視界も狭いし、息もしにくいし。スーツアクターの皆さんはやはりすごいんだなと、思い知らされました」と述懐する。
しかし、アクションシーンに挑むうちに、だんだんとその面白さに目覚めていった。「今ではアクションも怖くないというか。むしろやらせてくれ! というくらいの気持ちです。そうすると、坂本監督も『真威人はアクションができるんだな。なら、もうちょっとやらせてみようか』ということになって。アクションシーンがどんどん追加されていきました。当初予定した分量をはるかに超えたアクションに挑めました」。
ラブコメ要素も「注目して」
本作の製作には東映ビデオが参加しており、劇中では東映特撮ヒーローへも数多くのオマージュがささげられている。「特撮を撮りなれてる方や、『ウイングマン』を読んでいたという方々に囲まれての撮影に緊張はしましたけど、みんなでアイデア出しながら撮影したりと、スタッフ・演者も含めて、特撮に対する愛が深い現場だったなと思います」。 また「ウイングマン」といえば、ラブコメ要素も人気を集めた作品。本作でも、アクションとともに、アオイ(加藤小夏)と美紅(菊地姫奈)という、二人のヒロインの間で揺れ動く健太の姿が描かれており、真威人は「カッコいいアクションだけでなく、恋愛要素もからんでくるというのが面白いですよね。脚本家の方々が、さまざまな人間関係や友情、絆の深まりといった人間ドラマもしっかりと書いてくださり、桂正和先生もいろいろ手を加えてくださった。僕たちもその意図をくみ取って、しっかりと演じさせていただきました」と自信。