止まらない大津!11連勝を懸けて挑むのは前年王者と対峙するキーゲーム! 大津高校×サンフレッチェ広島ユースマッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグWEST第15節】
大津高校の勢いが止まらない。上位に付ける名古屋グランパスU-18と対峙した前節は、33分に溝口晃史がプレミア初ゴールとなる先制点を叩き出すと、58分にはエースの山下景司が豪快な追加点。さらに71分には嶋本悠大が6戦連発となるダメ押しゴールを奪い、アウェイで3-0と快勝。これで連勝は10まで伸びた。
プレミアでの連勝記録は、2019年に名古屋グランパスU-18が達成した11連勝。今節で勝利を収めれば、その記録に並ぶことになる。ここまでの数字を見ても45得点はリーグ最多で、12失点はリーグ最少。今季の大津は、攻守揃って首位に立つにふさわしいパフォーマンスを発揮し続けている。
昨シーズンは堂々とプレミアリーグWESTを制したサンフレッチェ広島ユースは、ここまで7勝1分け4敗の4位。開幕4連勝と最高のスタートを切ったものの、6月以降の結果に目を向けると、ややブレ―キが掛かった格好で1勝3敗。勝ち星を伸ばし切れていないのが現状だ。
前節のファジアーノ岡山U-18戦は雷で試合延期を余儀なくされたため、直近のゲームとなる第13節のヴィッセル神戸U-18戦は、前半のうちに井上愛簾のゴールで先制したが、後半に2失点を喫して今季初の逆転負け。漂い出した停滞感を払拭する意味でも、今回は勝利だけが求められる一戦となる。
なお、広島ユースはここまで9得点を挙げているエースの井上と、トップチームでのベンチ入りも増えてきた中島洋太朗が『AFC U20 アジアカップ中国2025 予選』に臨むU-19日本代表に選出されたため、このゲームを欠場することも付け加えておきたい。
プレミアWESTの得点ランキングトップに立っているのが、大津のストライカーを任されている山下景司だ。前節の名古屋U-18戦では、3試合ぶりとなる今季14ゴール目をマーク。その得点シーンにも現れたように、シュートを打てる位置へ丁寧に置くボールコントロールが抜群に上手く、“2タッチゴール”が多いのもこの人の特徴だろう。
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