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日銀・黒田総裁会見7月15日(全文2)すでに回復の兆しが見えている

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THE PAGE

 日銀の黒田東彦総裁は金融政策決定会合後の15日午後、記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは、「日銀・黒田総裁が会見「必要なら躊躇なく追加金融緩和を行う」(2020年7月15日)」に対応しております。 【動画】日銀・黒田総裁が会見「必要なら躊躇なく追加金融緩和を行う」      ◇     ◇

景気は底打ちしたとの認識か

NHK:NHKの【オオクボ】と申します。よろしくお願いいたします。景気の現状認識のところなんですけれども、今回の展望レポートでも「年後半から徐々に改善していくとみられる」というようなパスを描いているわけです。今後のいわゆる感染拡大の状況次第かもしれないんですけれども、いったん大きく落ち込んで、もう底打ち、あるいは底入れをしたというふうに認識されているんでしょうか。その辺りをお願いします。 黒田:そこは各国の経済によって、それぞれ事態が異なっているとは思いますけども、わが国経済にとってみますと、先ほど来申し上げてるとおり、設備投資は比較的しっかりしてるということもありますし、消費はサービス関係、対面サービス関係は、このコロナウイルス感染の心配がなくならない限り完全には戻らないと思いますので、サービス関係、観光とかスポーツとかイベントとか、そういうものはなかなか完全に戻るっていうのは難しいというか、緩やかに回復している段階ですけども、物の消費とか、それから生産とか、そういうものは底を打ったというふうに思っておりますので、先ほど来申し上げている、今はすごい底を打ってひゅっと戻っているところですのでスピードも速いんですけども、その調子でずっといくというほど楽観しているわけじゃなくて、その後の戻りというか回復は、やはり緩やかなものになるというふうにみております。

4月から景気見通しに変化はないのか

読売新聞:読売新聞の【トダ 00:25:51】と申します。展望レポートなんですけれども、数字だけ見ると、数字が前回の幅よりも下になっていますけれども、出し方が違うので下方修正したということは単純にはいえないんでしょうか。4月時点から、じゃあ景気の見通しというのは変化がないというか、大勢には変化がないというお考えでしょうか。 黒田:ご承知のように前回は緊急事態宣言が出されて、それがどのように解除されるかもはっきりしないと。それから欧米でもロックダウンが続いているような状況がありましたので、非常な不確実姓があるということで幅を持って出していたわけでありますね。今回は緊急事態宣言も解除されましたし、欧米でもロックダウンが解除されて経済活動も再開されているという状況にありますので、そうした下で各委員の方に経済・物価見通しをポイントで出していただいたわけですね。  その結果は、この展望レポートの参考の表にありますとおり、おおむね前回の幅で出したいただいたものの中に入っていると思いますけれども、2020年度は前に幅で出していただいたものより若干、下のほうにいっている面がある。これは感染症の影響の幾つかのデータが出てきて、それがかなり大きく消費、特にサービス関係に影響しているっていうことが明らかになったということがあるんですけども、他方で先ほど申し上げたように、すでに回復の兆しが見えて、特に物の消費とかその他で、はっきりとした底打ちと回復ということが見られていますので、2021年度あるいは2022年度などについては前回の見通しの範囲というか、それよりもちょっと上のほうに来ているということで、2020年度、2021年度、2022年度、全体として見るとおおむね前回のレンジで示していただいたものの範囲内であるということは事実なんですが、2020年度はちょっと下のほうにいっているし、2021、2022年度のほうはむしろ上のほうに、レンジの上のほうにいっているということではないかと思います。従って全体としては前回の見通しの範囲内に収まっているというふうにみています。

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