インテリアのプロが2025年のトレンドカラーを予測
シャルトリューズ
レッドがトレンドカラーとして急浮上した昨年を経て、陽気な色を取り入れたいという思いを抱くのもの不思議ではない。まずは、検索画面に「シャルトリューズ」と入力してみてほしい。これはレモン色に分類してしまうと正確ではないし、ブラットグリーンとも違う。これよりダークな色と合わせると、ニュートラルカラーのような効果を発揮する。これは、まさに「超新星」になりそうな色。「これまでの5シーズンで、さまざまな場所に姿を見せてきました」と「シャーウィン・ウィリアムズ」のカラーマー・ケティング部門のディレクターを務めるスー・ワッデンは言う。「ランウェイでも、街中でも視線を集めています」。 そしてさらに最近、シャルトリューズは同ブランドが提案する2025年の色にも選ばれた。それでは、自宅のインテリアに取り入れるには、どのようにしたらいいのか。ワッデンは、アクセントとして少量使うことをすすめる。同じく人気が上昇しているという濃厚なゴールド"ボスク・ペア"とも相性がよさそうだ。
ダスティ・ブルー
ピアが、場外ホームラン級の活躍を予測するもうひとつの内省的なカラーが、ダスティ・ブルーだ。彼はこの色について「パーソナルで入念にスタイリングされた空間において中心的な役割を果たすでしょう」と話す。かすかなアクセントとして空間に彩りを添えてくれる色なのだ。人は、自身の記憶や歴史を思い起こさせる色に惹かれる。「鮮やかな色ではないし、瞬く間に人目を引く、ということもありません。そうではなく、落ち着いた、時代を超越するような雰囲気をその場につくりだす色なのです」 「この控えめなブルーはさまざまな形で使うことができ、多くの人に好ましい印象を与えます。どんなスタイルにも調和しますからね」。『エル・デコ』にこう話すのは、「ベンジャミンムーア」のカラー・マーケティング・マネージャーのアリアンナ・バローネだ。「室内に鮮やかな色や深い色を導入するのに迷っているなら、ダスティ・ブルーはよい起点になります」とバローネは続ける。彼女はまた、リビングやキッチン、廊下といった共有部や伝統的な空間に、この色を新たなレイヤーとして加えることもすすめてくれた。