【スターダム】S・キッド ワンダー王者なつぽいからギブアップ勝ちし挑戦表明「相当悔しいでしょ?」
女子プロレス「スターダム」の〝欲深き黒虎〟ことスターライト・キッドが、なつぽい(29)の保持するワンダー王座取りに一直線だ。 8日のアクトシティ浜松大会で同じ「ネオジェネシス」のAZM、星来芽依、鈴季すず、天咲光由と組み、なつぽい&安納サオリ&水森由菜&さくらあや&玖麗さやかと30分3本勝負の10人タッグマッチで激突した。 1本目でフューチャー王者の天咲が玖麗にピンフォールを奪われる衝撃的なスタートとなったが、2本目でAZMがさくらをダイビングフットスタンプで仕留めた。 1勝1敗で迎えた3本目でようやくなつぽいと対峙したキッドは右脚に集中攻撃を浴びせ、スワンダイブ式のボディプレスを炸裂。だが、なつぽいに右腕を絞られ窮地に陥る場面もあった。 それでもネオジェネシスのアシストで優勢に持ち込むと、最後はキッドがなつぽいを黒虎脚殺(変型ストレッチマフラーホールド)でギブアップ勝ちを奪った。 かつてハイスピード王座を奪い合ってきた2人。7月になつぽいがワンダー王座を手にしてから、同王座を狙うキッドは挑戦の機会をうかがってきた。先月10日の千葉大会でキッドがなつぽいからピンフォールを奪い、タッグリーグ後に挑戦表明することを予告していた。 試合後、マイクを持ったキッドは「黒虎脚殺…決まっちゃったね。相当悔しいでしょ? だからさ、もう今日決めちゃおうよ。私たちの今までのストーリーの中で1番大きな舞台。12月29日両国でなつぽいの持つそのワンダーのベルトに挑戦させろよ」と挑戦を表明。 キッドの言葉になつぽいは「キッちゃん(キッド)、私からも言わせてください。12月29最高の場所でこのベルト…キッちゃんとやりたいです」と快諾。年内最終興行の29日両国国技館大会での王座戦が決定的になった。 なお、フューチャー王者の天咲は直接フォールを奪われた玖麗から挑戦を表明され受諾。年末に向けベルト戦線が一気に動き出した。
東スポWEB