縁起物の正しい捨て方とは……家庭ゴミと一緒に捨てたらバチが当たる?「お焚き上げ」は必要?
◆正月飾り
正月飾りは、松の内(1月1日~1月7日。地域によっては1月15日まで)が過ぎたら、1月15日頃に社寺の境内、地域の田んぼや河原などで行われる左義長(どんど焼き)でお焚き上げします。 左義長(どんど焼き)に持ち込めない場合には、境内の「納札所」「古札納所」に納めればお焚き上げをしてくれます。
◆だるま
願掛けをしただるまは、願い事がかなったときや役目を終えたときに。また、だるまが有効なのは1年間と考えられているので、翌年に処分をします。 左義長(どんど焼き)、だるま市のだるま供養、神社やお寺でお焚き上げが可能です。受け付けているかどうか、費用はかかるのかを事前に確認してから持って行ってください。
◆干支の置物・飾り物
干支は12年ごとに巡ってくるので、しまっておいて次の機会に飾ることができますが、不要なら処分します。 干支の置物や飾り物は陶磁器、金属、木材、布、紙など素材もさまざまです。燃えないものはお焚き上げできないので、自治体のルールにそって処分することになります。 燃える素材の場合、左義長(どんど焼き)、神社やお寺でお焚き上げしてもらえるかもしれません。干支の置物や飾り物を受け付けてもらえるかどうか、費用がかかるのかを事前に確認してみてください。
◆ゴミとして出す方法
いずれのものも、ゴミとして出すことができます。自治体のルールにそって分別して出しましょう。 そのまま処分するのは心苦しいという方は、「塩をふって清める」「半紙など白い紙に包む」「ほかのゴミとは別の袋に入れる」などを行うと、感謝の気持ちが表せます。
三浦 康子(暮らしの歳時記ガイド)