虎のソナタ 25年こそワイキキビーチへ連れて行って 発刊70周年サンスポも粟井球団社長も虎に期待大
明けましておめでとうございます。 淡い期待を抱いていたら日本一になってしまった2023年。連覇を確信していたら奈落の底に突き落とされ、岡田監督まで代わってしまった24年。25年は、心静かに願いましょうか。1964年、2005年に実現した、タイガースが得意(?)とする2年ぶり優勝を。 サンスポを陣頭指揮する編集局長・生頼秀基も謙虚に巳年を迎えた。 「去年はあまりいい年ではなかったですね。阪神も連覇できなかったし。一番良かったことは宇多田ヒカルのライブに抽選で当たっていけたことぐらいで」 新年早々、妙な話をし始めた。そのライブの中で歌われた「Beautiful World」の歌詞の一節「新聞なんかいらない 肝心なことが載ってない」というフレーズがずっと心に引っ掛かっているという。 「2008年の曲で、当時はまだ新聞を読んでいる人は多かったと思うんですが、今や通勤電車の中でもほとんどいないんですよ」 未来を予知したようなヒッキーの曲に自問自答を繰り返す日々だとか。 「本当にいらない時代がきたのか? いやいや、まだ必要なはず。ことしのサンスポは記念すべき発刊70周年。いろんな挑戦をしながら、読者に『肝心なこと』を届けます」 新聞にとって多難な時代ではあるが、強い味方がいる。藤川球児新監督を迎えた、われらがタイガース。タテジマが躍進すれば、世の中が明るくなり、新聞業界も潤う。 ここで、年頭にふさわしいVIPに登場していただく。昨年1月1日付の「虎のソナタ」に続いて、2年連続で元日が出番です、阪神球団・粟井一夫社長! 23年暮れのV旅行を、本社&球団業務のために不参加。悲劇の留守番役となった粟井社長が、岡田監督(当時)に「来年は必ず私をハワイに連れて行って!」とお願いしたという超極秘話を1年前に紹介した。 1年後。まさかのV逸。あぁ、幻のワイキキビーチ! 頼んだ岡田監督は代わってしまって、どうしたのか? 社長に直撃すると-。 「もちろん、諦めてませんよ。今オフは選手に直接、伝えてます。契約更改を終えた近本に頼みました。残留が決まった直後の大山にもお願いしてます。『私をV旅行へ連れて行って!』と。彼らなら、絶対に実現してくれるでしょう」