美しきカントリーサイド! 英国「テムズ川」上流域の見どころ5選
■3:オックスフォード
ソニングから、古代ローマ人が砦を築き、当時から交通の要衝だったゴリングを抜けると、やがてオックスフォードにたどり着く。有名なオックスフォード大学が創設されたのは11世紀ごろだが、街の歴史はさらに古い。 サクソン人の集落がここに築かれ、その名(オックスは牛、フォードは浅瀬)が物語るように。牛がテムズ川を横切る渡し場として発展したとの説もある。 中心は2キロ四方に収まる大きさだが、カレッジだけでなく、建築家クリストファー・レンの設計によるシアター、映画『ハリー・ポッター』の食堂シーンが撮影された大聖堂、ルイス・キャロルの名作『鏡の国のアリス』に登場する店など、多くの見所が存在する。
■4:バイブリー
工芸家のウィリアム・モリスが、「イングランドでいちばん美しい村」と称えたバイブリー。はちみつ色のライムストーンを使用した家々が並ぶ光景が美しいが、最大の見どころは14世紀の家並みがそのまま残されたアーリントン・ロウ。村の中心に流れるコルン川、そして名物のマス料理も魅力だ。
■5:テッドベリー
テッドベリーは、羊毛交易で栄え、王室の人々の避暑地でもある街。その歴史は紀元後681年にまで遡り、中心部に位置するセント・メリー・ザ・ヴァージン協会は、初期のサクソン人が修道場として建造したものだという説も。多くのアンティークショップが並んでいることも人気のひとつで、街全体が愛らしい落ち着きを醸し出している。 * * * 以上、英国はテムズ川上流域の5つの見どころをご紹介した。 ワールド航空サービスで英国ツアーを担当する、東京支店の矢澤さんはこのエリアの魅力について、「のどかな田園風景と歴史をにじませた街並みとの調和がほんとうに絶妙で、とても英国らしい場所。英国紳士・淑女たちが憧れてきたのもよくわかります」と語る。 テムズ上流域のカントリーサイドが映し出すのは、川と緑、花、それらに囲まれたカントリーハウスの風景。時代の変化にとらわれることなく、伝統や威厳を大切にするイングランド人の気風が伝わってくるのである。イギリスの憧憬を実感するためにも、ぜひ一度訪れてみたい。 【英国テムズ川上流域へのツアーについてのお問い合わせ】 ワールド航空サービス 文/印南敦史
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