AI搭載ボイスレコーダー「PLAUD NOTE」が仕事をガラリと変えてしまいそう
最近ネット上でAIが組み込まれたボイスレコーダーの広告が大量に現れていないだろうか。どうもうさんくさいといぶかしんで見ている人も多いのではないか。 【写真で見る】ウェアラブルタイプのPLAUD NotePin(左) ■AIボイスレコーダーが手放せない理由 これには筆者も同感で、そもそもボイスレコーダー機能などスマートフォンで代用することが可能だし、ハードウェア設計の面でも十分に成熟しているところにAIを活用? それって便利なの? と思っていたのだが、試す機会があり、実際に使い始めてみたら手放せないツールになってしまった。
OpenAIの技術を搭載したAIボイスレコーダー「PLAUD NOTE」という製品だが、連携するアプリやウェブサービス等が次々にアップデートされ、どんどん使いやすくなっている。また、この製品単独ではなく、ChatGPTやClaudeといった対話型AIサービスを併用することにより、あるとあらゆる面で省力化できるようになっている。 私は7月に入手して以来、取材の現場、もちろん打ち合わせや、それこそ飲み会の席であっても、つねにこの製品で録音しながら、その録音内容の分析をさせている。便利なだけではなく、ちょっとした振り返りにぴったりなのだ。しかし、それだけではない。
今回は製品レビューというよりも、製品を紹介しながら、筆者自身がどのように使っているかをお伝えすることで、自分自身の利用シーンに当てはめて想像しながら活用方法を考えてみてはいかがだろうか。本当に仕事のスタイルが大きく変わる道具だ。 PLAUD NOTEのハードウェアは、現代の技術水準を考えれば特別なものではない。 基本性能は十分で、広い会議室のテーブルを挟んだ遠くの発言もクリアに収録できる。複数のマイク情報を用いて音声を識別しノイズと切り離す機能を持ち、スマートフォンの背面に貼り付けて使う連携モードに切り替えると通話音声を明瞭に録音できる。
小さなペンダントやラペルピンとして携行するPLAUD NotePinという新製品もあるが、ともかく製品そのものはシンプル。 なお、64GBの内蔵メモリーは毎日2時間の録音でも240日分の容量を確保し、30時間の連続録音が可能なバッテリと60日のスタンバイ時間も十分なものだ。 ■「AI文字起こし+AI要約+AI分析」 では、何が特別なのかといえば、録音内容をテキストに変換し、要約して内容を把握しやすくしたうえで、録音での話題を構造化してみせたり、会議要点となる情報をピックアップしてリスト化するといったことを、半自動的に行ってくれることだ。