大企業の景況判断指数5・7、3四半期連続プラス…10~12月期
内閣府と財務省が11日発表した10~12月期の法人企業景気予測調査によると、大企業(資本金10億円以上、全産業)の景況判断指数は5・7だった。プラスは3四半期連続で、7~9月期(5・1)を上回った。
指数は、前の3か月と比べた自社の景況感について、「上昇」と回答した割合から、「下降」と回答した割合を引いて算出する。
大企業の製造業は6・3(前期4・5)と、2四半期連続のプラスだった。価格転嫁が進んだ「化学工業」などが押し上げた。非製造業は前期と同じ5・4で、9四半期連続のプラスだった。デジタル関連投資の増加や客数増加で「情報通信業」や「サービス業」が伸びた。