菅首相が会見 「宣言」に4府県追加(全文2)日本にロックダウンはなじまない
社会の隅々まで実行されていない
それは飲食だけじゃなくて、人々が普段、家族に、会っている人と会って感染するということではなくて、普段会わない人と大人数、しかも長時間ということで感染のリスクが高まるということが分かっているわけですよね。このことが実は分かっているんだけれども、必ずしも社会の隅々まで実行されていないことが今の、私は感染拡大の1つの理由、原因の1つだと思います。 従って、もうこれはほかの諸外国でも接触の機会をなるべく減らすために、欧米ではロックダウンということをやっているわけですよね。ところが日本は法的ないろんな環境の中で、法律で縛るというわけにはいかないですよね。そういう中で私は今、求められるのは、ともかくまったく外出を禁止するということはできませんよね。私も今日ここに来ているわけですよね。そういう意味で、どうしても外出をする必要があることはありますよね。そういうときにはもうなるべく、もう感染が起こるリスクの高いところが分かっているわけですね。それは人数というものがものすごく、しかも今まで会ってない。 これはあるところのシミュレーションでもう分かってきたことですが、例えば1つ分かりやすいことで言えば、課内でいつも接している人と、いつも当たっている人、感染して【なければ 00:35:19】。ところがそれが課を越えて次の課に行き、部に行き、それで会社全体に行って、さらにほかの会社に行くということになると感染のリスクが高まることがもうある程度分かっているわけですね。そういうことで私は今回、人々になるべくそうした感染のリスクが減るためにはなるべくですね、これははっきり5人とか2人とかいうことは各都道府県で決めていただければいいと思う。
みんなが協力すれば必ず感染は下火に
これは今、欧米あるいは諸外国が10人以下というのが、これは最低のスタンダードですね。さらに2人にする、というのは各都道府県に決めていただきたいと思いますけど、ともかく今は国民の間で複雑な心境になっていますから、気持ちになっているんで、そうした国民の複雑な心情に寄り添った発信の仕方というのが求められていて、そういう中で結果的にそういう感染のリスクの高い、もう場所と状況が分かっているわけです。このことについてはもうなるべく多くの人に。そのことをすれば必ず感染は減少傾向にいきます。 これは分かっているんだけどそれが必ずしも十分にできていないというのが今の現状ですので、この期間は、今、感染がどんどん拡大しているわけです。このことは十分、皆さんに、もうこれは政府、自治体、これは一般市民、それからジャーナリストの方もこのことを十分認識しないと、私はこれはなかなか感染を下火に、今ですね、することはできないと思うので、この行動変容、人々の。 もう嫌ですよね。嫌だけど今はもう感染がどんどんいっちゃっていますから、今申し上げたように、感染がどこで起こるかということはもう何度も、もう分かっているわけで、それをみんなが協力してやれば必ず感染は下火になりますから。ということでぜひ、人数については普段会わない人たちと会うということはなるべく控えていただきたいということ。ほかに県を越えてというのは幾つかありますけど、私はそういう、人数というものが極めて重要だと思います。 司会:それでは次の方。テレビ朝日の山本さん、どうぞ。