船旅とグルメも満喫できる小豆島の山旅! 紅葉と絶景を楽しむバリエーションルートを満喫
紅葉が見ごろで見どころ満載の裏八景へ
下山は、寒霞渓の東側にある一般登山道、「裏八景」というルートを辿ります。いろいろな奇岩が点在しているエリアで、岩肌を彩る色とりどりの紅葉が鮮やかでした。 階段の多い登山道をどんどん下っていくと、やがて「石門洞」へ。小豆島八十八ヶ所の第18番札所で、紅葉の名所としても知られるところです。巨大な岩のアーチの向こうに景色が見えます。 弘法大師空海が、小豆島を訪れたとき、この洞窟にお籠りをされて、護摩修行をなさったことから、大師洞と呼ばれるようになったとか。巨大な岩壁の中に、お堂がうずもれるように建てられています。 ちょうど、護摩焚きが行われた日だったようで、少し前まで多くの参拝者がいたのだとか。境内では、紅葉も見事でしたが、サザンカも見ごろでした。秋と冬が同居している感じ。 このあたりには、不思議な形をした岩塔がたくさんあります。幟のような幟岩、大亀岩、二見岩、ソフトクリームみたいな形をした法螺貝岩。紅葉と奇岩を眺めていると飽きません。 「小豆島八十八か所巡り」も楽しそうだなぁと改めて思いました。冬場も温暖な島なので、ぜひまた訪れたいと思います。 帰りも同じ船の旅だったのですが、航行中に日没を迎え、神戸港に入港する頃にはすっかり夜景に。ハーバーランドの華やかな夜景が出迎えてくれました。
根岸真理