【椎名直子×ARROW57.】究極のカシミアニット、これはもしかして“一生もの”かもしれない
スタイリスト椎名直子さんと #田中さんのニット がSPURSHOPでコラボ?! その情報を得ただけでもう、どんなものができるのかとわくわく待っていた、「椎名直子×ARROW57. 究極のカシミアニット」。担当していた先輩から、何回もサンプルをやり取りしてこだわりが詰まっていると聞いていたこともあり、ずっと完成を楽しみにしていました。実際、サンプルを触った瞬間に「これは……!」と感じ、SPURSHOP公開と同時に光の速さでポチらせていただきました。購入して1ヶ月、やっぱり買ってよかった!と思うことばかりなので、少し語らせてください。 【写真】ニットの全体イメージをチェックする そもそも、ほぼ冬のトップスの8割はスエットな私。残り1割はロンTとカーディガン、残り1割がニットです。冷え性なのに暑がりな自分にとって、体温調節のしにくいニットトップスは縁遠い存在でした。ですが、こちらのサンプルを手に取った瞬間、まずその軽さに驚き。そしてハイゲージなのに、畳むと空気をはらむようにふっくらした柔らかさに感動。サンプルを展示していたリアルショップ展開中にも、こっそり何度も広げたり畳んだり。絶対に買うと心に決めていました。 着用感は至ってベーシック。普段はオーバーサイズが好きなので、いつものトップスに比べたらほんの少しフィット感がありつつも、アームホールは広めで窮屈さはなし。モックネックの一歩手前のような首の詰まり感も絶妙です。すでに完売してしまった(!)、同じく椎名さんとARROW57.の別注カットソーとの組み合わせも最高ですが、いかり型気味の個人的にはヘインズのBEFFY-Tのリブがちらっとだけ見えるバランスが好み。ミッドナイトネイビーの深く静かな濃紺は、どんなボトムにも合う万能色。黒やグレーのボトムの日はニュアンスを、明るいアイボリーや白もシックに見せてくれる絶妙なカラーです。公式サイトのようなデニムとのコーディネートもよくしています。 気になっていた温度感なのですが、そこはさすがカシミア。暑ければ放熱、寒ければ保温をしてくれる糸本来の機能のおかげで、どんな日も快適でいられます。昼や建物内は暖かいけれど、夜、外を歩く時は肌寒い……といったこの時期にぴったりの素材です。 こんな素敵なアイテムなので、正直なところ社内では被り買いが続出。同じアイテムを持ってる人がいると少し編集部に着ていきづらいな……と思ってしまいそうなのですが、このニットはなぜかそういう気持ちにならないんですよね。なんというか、元々持っているインナーやボトムに合わせるだけで、スッと自分っぽくなる感じなのです。不思議な存在感でワードローブになじんでくれます。自分の飽きっぽい性格もあって「一生もの」という言葉をあまり信じてはないのですが……、この気持ちよさと万能感は、好きなものや生活スタイルが変わっても、たまには寝かす年があっても、きっと長く大切にできるのではないかと思っています。 ◇エディターMONNA