【6選】気分も格も上がる最高峰のコンプリケーションウォッチ。
[アイ・ダブリュー・シー] 400年で1回転する歯車搭載で超正確なカレンダー機構を実現。
ほとんどの永久カレンダー機構は“永久”といっても400年に1度は調整が必要。永久カレンダーモデルを時計界に普及させた〈IWC〉はこの新作でそれをスマートに解決した。さらに超高精度なムーンフェイズ表示機構も実現。まさに“エターナル(永遠)”な逸品が誕生した。
ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー
400年で1回転する歯車で“400年間に3回うるう年を省く”という暦の規則に対応。ムーンフェイズ表示は“4500万年に1日の誤差”という究極の精度を実現。ケース径44.4㎜、ケース厚14.9㎜、自動巻き、Ptケース、アリゲーターストラップ、5気圧防水。価格要問い合せ(IWC)
[ロジェ・デュブイ] まるで太陽系のような“顔”のセンタートゥールビヨンモデル。
スーパーを超える“ハイパー”な複雑時計の世界を追求する超絶時計ブランド。ラテン語で“マシン”という名もついた新作は、文字盤中央にフライングトゥールビヨン機構を搭載する。時刻表示はインジケータがまるで太陽系の周回軌道をまわる惑星のようなロマンが漂うスケール感。
オルビス イン マキナ
現代彫刻のような同心円状の文字盤のディスクが分と時間を表示。特許出願中の新機構を使った“フライング針”を搭載する。ケース径45㎜、手巻き、18KPGケース、カーフレザーストラップ、10気圧防水、世界限定88本。3509万円(ロジェ・デュブイ/ロジェ・デュブイ 銀座ブティック)
[タグ・ホイヤー] 天才技術者の指揮でついに誕生した初のスプリットセコンドクロノ。
サーキットレースで先行する1台と、その後を追うもう1台。時間差のあるこの2台のマシンのラップタイムとそのタイム差を、通常の秒針に加えもう1本の秒針を使って1本で計測できる“スプリットセコンド機構”を搭載。なんとブランド初の製品化という記念すべきモデル。
タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ
開発指揮は技術部門トップ、伝説の天才時計技術者キャロル・カザピ氏。ケースサイズ41×41㎜、ケース厚15.2㎜、自動巻き、Tiケース、ファブリックパターンカーフストラップ、30m防水、6月発売予定。予定価格1672万円(タグ・ホイヤー/LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー) ※『Urban Safari』Vol.40より
セレクト&文=渋谷康人 構成=池上隆太