“投手”大谷翔平のピークをシーズン終盤に持っていくのが「理想的なシナリオ」ドジャースGMが言及「大事なのは、重要な試合で準備が整うか」
球団幹部が慎重な姿勢を示している。 現地12月9日、ロサンゼルス・ドジャースのブランドン・ゴームズGMは、米テキサス州ダラスで開幕したウインターミーティングに出席し、二刀流復帰を目指す大谷翔平のリハビリ状況について言及。地元紙『Orange County Register』によると、「投球プログラムがどう進むのか、どう続くのかを見守っていかなければならない」と話したという。 【動画】2023年シーズンの“投手”大谷翔平ハイライト! 前人未到の「50本塁打・50盗塁(50-50)」を達成し、自身初のワールドシリーズ(WS)制覇、2年連続3度目の満票MVP受賞など、今季も歴史的なシーズンを過ごした大谷は、ニューヨーク・ヤンキースとのWS第2戦で左肩を亜脱臼。今オフに手術を受け、投手としての復帰時期が不透明となっている。 こうした状況を踏まえ、「何よりも大事なのは、最も重要なゲームで最高の準備が整っているかだ」と力を込めたゴームズGMは、「シーズン初めの試合も非常に重要だが、終盤にピークを迎えられるなら、それが理想的なシナリオ」と説明しており、序盤にベストコンディションを持っていく調整を、球団として考えていないと明かした。 さらに、「シーズンの初めに多くのイニングをこなす投手もいる」と続け、「彼(大谷)の様子を見つつ、フィードバックを得ていく」と冷静にコメント。「打撃面でも負担が大きいため、そのバランスをどう取っていくかを考えなければならない」とも指摘し、二刀流スター・大谷が本領を発揮する来季の戦いを見据えていた。 なお同日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、「左肩が投球に大きな影響を与えるとは思わない。右肘が最大の要因だと思う」と分析。開幕戦でマウンドに立つ可能性については、「非常に低い」と語っている。 構成●THE DIGEST編集部
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