「ケイセイを勉強のために投入するのは…」親友・河村勇輝はNBAデビューも…富永啓生なぜGリーグで苦戦? 出場機会を与えないコーチの真意
渡邊雄太、八村塁、河村勇輝……
この7シーズンで渡邊、八村塁、河村と3人もの日本人NBAプレーヤーが誕生し、感覚が少々麻痺しかけた部分もあったのかもしれない。だが、世界最高峰のリーグの頂は依然としてとてつもなく高く険しい。好調時には米カレッジレベルでもほとんど無双することができたシューターが、Gリーグですぐに壁にぶつかった事実は改めてその難しさを突きつけてくる。 「フラストレーションはもちろんありますけど、とりあえず信頼してもらえるように頑張るのが今の自分の課題。アピールし続けていくことが大事と思っています」 最後は引き締まった表情でそう述べた富永は、最新の試練を突破できるのか。さらに上を目指すハングリーな選手ばかりが集ったウィンターショウケースは、改めて現実を直視する舞台でもあった。簡単ではなくとも、ここから学び、成熟し、成長していってほしいところ。稀有な爆発力と魅力を持ったサウスポーのシューターが、再び飛翔していくことを期待しているのは日本のファンだけではないはずなのである。 〈前編から続く〉
(「バスケットボールPRESS」杉浦大介 = 文)
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