子どもの性被害時効を適用外に 元ジャニーズ当事者らが集会
ジャニーズ事務所(当時)のジャニー喜多川元社長(2019年死去)からの性加害を告発した当事者らが18日、国会内でシンポジウムを開いた。幼少期や若年期は、性暴力を受けても被害だと認識できず、時間が経過するケースがあり「民事訴訟の時効をなくすべきだ」と訴えた。 主催団体「子どもの性被害時効にNO!」事務局によると、子どもが性被害を受けて損害と加害者を知った時から5年、または不法行為の時から20年がたつと時効となり、民事訴訟で責任を問うことができなくなるため、時効の適用を除外する特別措置法の成立を目指すという。 元ジャニーズJr.で「Kis―My―Ft2(キスマイフットツー)」の一員だった飯田恭平さん(36)が共同代表を務める。13歳の時に初めて被害に遭ったが、昨年まで被害を打ち明けられなかったという。「当事者が立ち上がろうとした時に時効になってしまうのは、傷を負っている人に対してとても残酷だ。これからの被害を少しでも抑止できるきっかけになればと声を上げた」と呼びかけた。