聞こえにくいと思ったら早めの補聴器が正解!【40代から増える「耳鳴り・難聴」に要注意! ⑨】
補聴器は自分に合った「調整」が肝心!
では、補聴器はどのように選んだらいいのだろうか? 「補聴器を購入するときは、耳鼻咽喉科の医師に相談のうえ、補聴器販売の認定を受けている店を選ぶことが重要です。 難聴といっても、どの高さの音が聞こえにくいのか、どんな環境で使用するのかなど、人によって症状や状況は異なります。補聴器をつけて快適に聞くためには、その人に適したものを選び、さらに調整する必要があるのです。 重要なのは、店頭で何度も調整(フィッティング)して、さらに2週間くらい貸し出してもらい、生活の中で着用して聞こえ具合を試します。実際に使用してみると『肝心の会話が聞こえにくい』『まわりの雑音が気になる』などの不具合がわかってきます。それは人によって違うので、個々に合わせて調整していきます。それには最低でも2週間、あるいはそれ以上かかります。 さらに、耳から直に聞こえてくる音と、補聴器を通して聞こえる音は異なるため、脳がそれに慣れるのに3カ月から半年、場合によっては1年ぐらいかかることがあります。買ったらそれで終わりではなく、定期的な調整が必要なのです。補聴器は購入前も購入後も調整が命なのです」 こうしたことに、きちんと対応してくれるお店やスタッフから購入することが大切なのだと石井先生。 《補聴器購入に重要なこと》 ●一定期間の貸し出しシステムがある ●きめ細かな音調整をしてくれる ●アフターケアが充実している そのなかでも、約70年の歴史を持つ「補聴器専門店ブルーム」は、世界の2大ブランドであるシグニアとワイデックスを扱っている老舗。日本全国に106店舗あり、2週間の貸し出しもある。最近の新機種では、着用しているのが目立たないものも多く、聞こえ具合も格段にアップしているそう。
◆騒音下でも聞き取りやすい、女性に人気のモデル マイクの角度や配置の変更により、風の音や補聴器に触れたときのノイズ、まわりの雑音を低減。騒音下でも会話が聞き取りやすい。5色展開で、特に新色のローズゴールドが女性に人気。Widex:SmartRIC 110/補聴器専門店ブルーム