4道県「縄文」世界遺産へ 6度の「落選」乗り越え…地元の努力たどる
「北海道・北東北の縄文遺跡群」構成資産の一つ、青森市の三内丸山遺跡=2020年5月(東奥日報空撮チーム、許可を得て小型無人機で撮影)
青森県、北海道、岩手県、秋田県の17遺跡でつくる「北海道・北東北の縄文遺跡群」について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)は5月26日、世界文化遺産に登録するよう勧告した。7月16~31日にオンラインで開かれるユネスコ世界遺産委員会で正式決定する見通し。登録されれば、青森県の世界遺産は1993年登録の自然遺産「白神山地」に続き2例目。文字のない「先史時代」の遺産としては国内初の世界遺産となる。2005年に始まった世界遺産を目指す取り組みは6回の「落選」を経て17年越しの長きにわたった。その道のりをたどる。
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