お立ち台で観戦に来ていたご両親に向けてガッツポーズをする清宮（撮影・中島達哉）

　「日本ハム５－３ソフトバンク」（２５日、エスコンフィールド） 　日本ハムが２連勝でこのカードを勝ち越した。新庄政権最多となる貯金１３とし、首位ソフトバンクとの差を１桁台となる９・５に縮めた。 【写真】テレまくり？お立ち台で恥ずかしいようなポーズを取る清宮 　４番に定着した清宮が、攻守に奮闘した。 　初回１死一、二塁では初球の真ん中高めの直球を完璧に仕留める先制二塁打。「チャンスを作ってくれた皆のお陰。何とかここは１本という思いが強くありました」と振り返った。 　これで６試合連続安打。その間の打率は・４６１、打点５で、３位ロッテ、首位ソフトバンクとの６連戦５勝１敗に貢献した。ファーストストライクを打ち損じせずに仕留める打撃に勝負強さを覗かせる。「準備が全てだと思います。ファウルが減ってきているのはいいことかなと思います」と明かした。 　七回無死一、二塁での守備でも魅せた。川瀬の投前へのバントを猛チャージして素早く処理。三塁封殺で窮地を救った。「よく練習しているプレー。ああいう積み重ねがああいうところで出るんだなと改めて思いました」と話す。 　お立ち台では「今日は両親が見にきていたので絶対打ってやろうと思っていました」と明かし、「やったぜ！」と両親に報告。「ヒーローになれたので、滅多にないんでよかったです」と親孝行の活躍に笑顔も見せた。首位ソフトバンクにこのカード２勝１敗。「その積み重ねでしかないので、積み重ねていきたいですね」と語り、「何においても繋がると思うので、勝つことは超大事だと思います」と自身も貢献した大きな１勝を噛みしめた。