Koki, 「ラブコメ主演」「バラエティ初登場」注目度上昇も迫る「話題作り枠」の“賞味期限”
9月中旬、ニューヨークから帰国したのは、女優でモデルのKoki,だ。周囲は彼女に気づかず、マネージャーらしき人物と悠々と空港内を歩いていた。ファッションブランド「COACH」発祥の地であるアメリカのニューヨークで撮影に挑んだようで、後日投稿された彼女のインスタグラムにも、同ブランドのアイテムが登場していた。 【写真】空港で誰も気づかないKoki, Koki,といえば、言わずと知れた木村拓哉・工藤静香夫妻の次女。長女のCocomiはフルート奏者であり同じくモデルもこなす。まさに「芸能一家」のサラブレッドだが、現在、Koki, の注目度はさらに増している。 「2025年3月に公開される映画『女神降臨』で主演を務めます。これまでに、ホラー映画『牛首村』でも主演を務めていますが、この作品でいきなり、ブルーリボン賞新人賞を受賞しています。 いきなり新人が全国公開の映画で主役デビューしただけでも超めずらしいですが、彼女の場合、それだけではありません。この映画の公開前の2018年には、映画に出たこともないのに、今後の活躍が期待される若手女優に贈られる『エル・ガール ライジングスター賞』に輝いています。 デビュー前から前代未聞のレールが敷かれていたわけですから、ブルーリボン受賞後の新作も用意しないといけない。それが今回のラブコメです。 原作は大ヒット漫画なので、映画の制作側からすればある程度のヒットは見込んでいるでしょう。仮に興行収入が低くても、彼女の注目度からすれば、ビデオや配信で元が取れる算段になっています。 また、先日はテレビのバラエティに初出演し、話題になりました」(同前) そのバラエティ番組というのが、10月7日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)だった。大舞台でモデル活動をこなし、数々のハイブランドの広告にも出演してきた彼女は、バラエティという未知の舞台でも“目立ちまくり”。ともに出演した映画の共演者2人は「空気すぎてかわいそう」とネットで書かれるほど、Koki,に注目が集まってしまった。 ある芸能プロダクション関係者は、「彼女の今の一番の武器は、良くも悪くも注目度にある」と語る。 「実際、業界では、『実力を買って』というよりも『話題づくりに効果的だから』という側面が彼女の起用の決め手になっています。 先日の『しゃべくり007』もそうですが、Koki,さんがここまで注目されるまでになったのは、当然両親の力は大きかったでしょう。番組では、携帯の待ち受け画面が姉のCocomiさんの写真になっていることや、お気に入りの私服を披露したりしていました。今回彼女がバラエティに初挑戦して、日本芸能界ロイヤルファミリーのプライベートが垣間見れたわけですから、テレビ局側の目標は達成したわけです。 今作の映画も、ターゲットは10代20代ですから、彼女の起用で売り上げさえ伸びてくれればそれでいい。言ってしまえば『キムタクの娘』の看板があれば企画は通るわけです。 ただ、しばらくは『話題作り枠』でよいのかもしれませんが、今後はそれだけでは続かないでしょう。本格的に女優として羽ばたくのであれば、次作以降の仕事選びが重要になってきます」 いくらキムタクの娘でも芸能界で生き残るなら、演技で共感を得るしかない。