MRIで「がんではない」→別病院でステージ3の乳がんを宣告された梅宮アンナ(52)が明かす、検査までの経緯「場合によっては人が死にますよって…」
「がんではありません」から一転、別の病院でがんの告知
ーー痛くなくて、造影剤を打たなくてもいいと聞くと、敷居は低くなりますね。 アンナ そこに行ってやってもらって、最初のマンモとエコーの診断が出る1週間前に結果が出たの。CD-ROMで画像が送られてきて、「あなたは判定Bです。がんではありません」って先生が書いているの。「がんではなくて、嚢胞です」と。でも、私は明らかに異常を感じていたから、どうしても信じられなくて。 ママはそれを見て喜んだの。「よかったわ、本当に。これ以上もう調べなくていいから」みたいな感じで。ママは、向かっていくタイプじゃないので。いいように考えたいんだろうけど、私は「判定B、あなたはがんではありません」とはっきり言い切っているのが怖くて。その結果をゴミ箱に捨てちゃったんだけど、ママが拾って「どうして捨てちゃうのよ」って言うから、「ママ、血液検査もやってない、生検も取ってない、造影剤も使わない。おかしいでしょう。私は異常を感じてるんだから」って。 その1週間後、最初に行った病院から、がんの告知を受けて。案の定ですよね。「ほらね」って感じで。
ーー胸専用MRIのクリニックは、「がんではなくて、嚢胞です」の診断結果を送られて終わりですか。 アンナ がんって診断が出てから、クリニックに呼ばれたんです。もちろん、機械に映らなかったってこともあるし、最終的には人が画像をチェックして判断するので見誤るってことがあるから、そこはしょうがないとは思う。ただ、私が許せなかったのは、診断書を書いた先生のほかに偉い先生もいたんですけど、その偉い先生が「僕が見ていたらこんな診断は出さなかった」とか言い出したこと。もう、そんなこと言われても遅いしね。 診断書を書いた先生に「一言『嚢胞が多いから、大きい病院で調べたほうがいい』って、どうして書けないんですか?」って言ったの。「これ、場合によっては人が死にますよ」って。向こうは私が弁護士を連れてくると思ってたらしいけど、そのときにはがんの告知を受けてたから、そんなことやってる暇ないし、それだけ言って帰りました。