国際的リゾート地・セブへの移住で「節税・リゾートライフ・わが子へのバイリンガル教育」を実現した元・地方都市会社員「学年の半分は日本人」「母子留学多い」驚きの海外実情
インターナショナルの幼稚園、母子留学の日本人が多い
小峰:お子さんはどこで勉強されているのですか? 川端さん:インターナショナルスクールの幼稚園に通っています。インターナショナルスクールといっても、見渡す限り芝生の校庭が広がるようなところではなく、「英語で教えています」「多国籍の生徒がいます」というだけのところです。とはいえ、幼稚園児が英語を習得していくには十分な環境だと思います。 小峰:日本人の生徒も在籍していますか? 川端さん:はい。学年によりますが、20人中、約10人が日本人なので、比較的多いと思います。日本人が多い学校を敬遠する方もいると思いますが、初めての環境に行く場合、ある程度は日本人がいるほうが馴染みやすいと思います。 小峰:予想以上に多くて驚きましたが、どんなバックグラウンドの方が多いのでしょう? 川端さん:母子留学の方が約半数(50%弱)です。そして、駐在の家庭が約25%、移住した家庭が約25%です。 小峰:母子留学の方が多いのですね! 川端さん:高校・大学のような高等教育機関で学ぶのでない限り、学生ビザ取得は不要なのです。SSP(Special Study Permit、特別就学許可証)は必要ですが、SSPは学校が取ってくれるので簡単です。海外移住による節税などを考えない母子留学の方なら、これで十分でしょう。 小峰:学費はどれくらいですか? 川端さん:現在の為替レートで年間約90万円です。日本の普通の幼稚園と比べると高いですが、インターナショナルスクールだという点を考えれば安いですね。セブには、1年の学費が約20万円以下というインターナショナルスクールの幼稚園もありますから、本当にいろいろな選択肢があります。
インターネットで仕事、オフショア法人設立で暗号資産投資も
小峰:セブの生活はいかがですか? 川端さん:家で仕事をする以外は、子どもの幼稚園の送迎をしたり、子どもと一緒に遊んだりしています。海がすぐそばなので、海へ遊びに行くことも多いです。 小峰:いいですね! 川端さん:遊ぶだけではなく、投資もしています。オフショア法人を設立し、FXや暗号資産投資をしているのです。リゾート地に移住して、インターネットを通じて仕事をしつつオンラインで投資をして、子どもはインターナショナルスクールで英語を学ばせ、余暇は自然豊かなビーチで過ごす…。こうした生活を実現しています。
インタビューを終えて
リモートワークが一般的になったいま、「海外でリモートワークをすれば、節税・バイリンガル教育・リゾート地生活を実現できるのでは…」と空想したことのある方もいらっしゃると思います。しかし、実現させた人は多くないでしょう。 今回取材した川端さんは、東京・ニューヨーク・そしてセブへの海外移住と、思い描いたことを明確に実現されました。まさに「思う力」と「行動力」の強さを実感するインタビューとなりました。 小峰 孝史 OWL Investments マネージング・ディレクター・弁護士
小峰 孝史,OWL Investments