国際的リゾート地・セブへの移住で「節税・リゾートライフ・わが子へのバイリンガル教育」を実現した元・地方都市会社員「学年の半分は日本人」「母子留学多い」驚きの海外実情
CGとデザインを軸にしたフリーランスに転身
川端さん:帰国後は、主に飲食店の内装を手掛ける内装会社に就職し、CGを使ったデザインの仕事をしていました。バンクーバー時代に知り合った妻と結婚したのもそのころです。その後はデザイン会社に転職しました。社員の多くは、営業か制作かの一方だけを担当していたのですが、私は両方ともやっていたので、ビジネス全体をカバーできるようになったのです。 小峰:それはすごい。 川端さん:おかげで、営業からデザインまで扱えるようになり、退職してフリーランスとしてCG製作・デザインをするようになりました。
セブへの移住、動機は税金の高さ、英語教育の重要性
小峰:東京からセブに移住したきっかけはなんでしょうか? 川端さん:もともと海外への憧れがあったのですが、フリーランスになってから、日本の税金の高さが気になるようになったことも大きいです。また、CGの新しい技術について説明している記事や動画は英語のものが多く、もっと英語力をつけたいと思ったのと、子どもには早いうちから英語を身につけさせたいと思うようになったのも理由です。 小峰:セブを選んだ理由はなんですか? 川端さん:バンクーバー時代のホームステイ先がフィリピン人家庭だったので、フィリピンに親近感がありました。あと、バンコクやクアラルンプールも大都市という点では東京と変わらないので、ライフスタイルを変えるために、大都市でない場所に行きたいという気持ちもありました。
住まいは100平米超、賃料約12万円のタウンハウス
小峰:フィリピンは「貧富の差が激しい途上国だから暮らしにくい」と思っている人も多いのではないかと思いますが、その点はいかがですか? 川端さん:たしかにそんな場所もありますが、セブ島の中でもIT関係者が多く住む〈ITパーク〉はきれいに整備されたエリアで、オフィスビルやショッピングモールも整っています。 小峰:住宅はどんな感じですか? 川端さん:外部と高いフェンスで仕切られ、ゲートには24時間常駐のガードマンがいる地区に、「タウンハウス」と呼ばれる2階建ての家が多く建っている、そのようなエリアがたくさんあります。地区内には運動できるスペースやスイミングプールがあることも多く、セブ在住の日本人のなかには、そこに暮らす人も少なくありません。もちろん、普通の高層のコンドミニアムもあります。 小峰:川端さんのお住まいは? 川端さん:私はタウンハウスを借りています。約110平米で家賃が4万ペソ(約12万円)です。100平米を超えるサイズのタウンハウスの家賃としては標準的だと思います。このサイズのタウンハウスだと2万5,000ペソ(約7万5,000円)くらいからあります。