中日・村松開人、来季用バットは「少し重く長く」確実性上げるため強くなったボディに合う新相棒を模索
中日の村松開人内野手(23)が25日、岐阜県養老町のミズノテクニクス養老工場を初訪問。来季に向けて、バットを微調整した。テーマは今季のものを「少し重く、長く」。力強さが増した体に合った新しい〝相棒〟とともに、開幕スタメンと打率3割超えを目指す。 バット工房の奥で村松が快音を鳴らした。削り出されたばかりの一本をすぐに試打し、「これ、いいですね」。新たな相棒となるバットの調整は順調に進んでいき、納得の表情を浮かべた。 変更点は大きくない。「バットを持ったときに感覚がよかった」と今季の初めごろから使用する和田一浩前打撃コーチモデルを少し短くした一本を微調整。材質のホワイトアッシュと重心のトップバランスはそのままだが、長さを34インチを34・25インチ、重さを880グラムほどから900グラム程度に変更。少し長く、重くした。 求めるのは、確実性の向上だ。一般的にはバットを長く重くした場合、操作性は損なわれるが、あえて変更したのにもわけがある。「今のバットだと体も変わって振れてしまうので、スイングがぶれる。スイングをぶらさないように。いろいろ試しながらやっていきます」とプロで2年間戦って、強くなった体に合う一本を模索する。
中日スポーツ