KANA-BOON 原点の大阪で語った新作「Origin」への思い
KANA-BOON 原点の大阪で語った新作「Origin」への思い THE PAGE大阪
2015年、夢だった地元・大阪城ホールのステージに立ち、日本武道館ライブも実現するなど飛躍を遂げたKANA-BOON。楽曲でもCM、映画の主題歌などに抜擢されチャートでも存在を印象づけた。メジャーデビューから2年半。そんな彼らが2月17日、これまでの集大成ともいえるサードアルバム「Origin」をリリース。文字通り「原点」に立ち戻って、“ギターロック”なKANA-BOONを感じてもらいたいとの思いを込めたバンドパワー溢れる渾身作だ。4月からは初の海外公演を含む全国ツアーを行う。大阪は5月3日、4日、インテックス大阪で開催。「Origin」を引っさげ、このたび地元大阪に帰ってきたKANA-BOON。谷口鮪(Vo&G.)、古賀隼斗 (G.)、飯田祐馬(Ba)、小泉貴裕(Dr.)の4人がニューアルバムの聴きどころやバンドの現在地、音楽への思いなどを「本音」で語ってくれた。
昨年はいろんなことを経験できた
──大阪におかえりなさーい! 全員:ただいまですー! ──昨年末のレディクレ(FM802 RADIO CRAZY)でも大阪のファンを盛り上げてましたね。昨年は城ホールや武道館でもライブやったりと駆け抜けて……改めて振り返ってどんな1年でした? 谷口:いろんなことを経験できた年。経験するたび、その都度越えないといけないハードルや考えないといけないこともあって、すごく実りのある1年やったなと。 小泉:むちゃくちゃ1年が早かった。いろんな体験もできて、自分自身もいろいろ考えることができて成長できたかなり大きい1年。武道館や城ホールでもやれてバンド的にはすごい充実した1年でした。 古賀:うん。成長できた1年やなって。昨年も一昨年も濃密な1年であることは変わりなかったけど、一個一個でてきたハードルをうまいこと跳べてるな、ちゃんと切り抜けられてるってところで成長を感じます。2015年は音楽性がぐんと上がったし、「TIME」(セカンドアルバム)を出した後の自分たちというか……いろいろ道が見えてきたというか。ライブに関しても武道館を経て感じるもんがいっぱいあったり、ライブでも音楽面でも成長できた年。一般的なKANA-BOONとはまた違うKANA-BOONの一面も出せたなって。 飯田:15年は夢が叶った年。武道館、城ホールでやれたのもそうやし、憧れのバンドマンとも対バンできた。叶えられたのはすごい幸せなことやけど、けっこう叶ってしまったから、“その先どうしよう”みたいなこともいろいろ考えたり、いっぱい悩んだ年でもあったかなと。でも悩んでるときは、まだ何かしらの変化があるときやなと思うから。