<春に駆ける・健大高崎’23センバツ>選手紹介/9止 /群馬
◇スイングを客観視 森山竜之輔内野手(1年) 昨秋の関東大会はベンチ外。正捕手の箱山遥人(1年)ら同級生の活躍に悔しさを抱きつつ、この冬の練習では自らを追い込んだ。 特に課題だったのが打撃。持ち味の長打力を生かした打撃ができずに悩んでいた時、箱山から「一球一球、どう打ったかを自分で理解しておかないといけない」と助言を受けた。その一言で意識が変わり、スイングを客観視できるようになったという。同級生はライバルであると同時に「高め合える存在」だ。 念願の甲子園でのベンチ入り。「代打でホームランを打てるよう、万全の準備をして臨みたい」 ◇反省元に肉体強化 高山裕次郎外野手(1年) 秋の公式戦で踏ん張りが利かず手が出てしまい、低めの変化球に対応できなかった反省から、この冬はフィジカル面の強化に取り組んだ。スクワットで下半身を鍛え、ベンチプレスは入学直後に比べて20キロほど重い75キロまで上がるようになった。 前橋市出身。健大高崎で2017年春夏の甲子園に出場した6歳上の兄・遼太郎さんの背中を追って入学。自宅から片道約1時間の自転車通学も下半身トレーニングになっている。 兄と同じ舞台に立てる喜びをかみしめ、「1打席、1球に集中する」と決意している。 =おわり