なぜバレない? 不倫でできた子を夫に育てさせる“托卵妻”は「10人に1人」。大胆な決断する妻たちの“3大理由”は
托卵妻は、おそらく今後もいなくなることはない
女性の中には、男性を愛することと「この人の子どもがほしい」という気持ちが直結しているタイプが一定数存在すると思う。だから托卵が起こるのではないだろうか。男性を愛することと、その人の子を産むことはまったく別だと考えるなら、「愛しているから子どもがほしい」は成立しない。 DNA鑑定が簡単にはできなかった時代、産まれた子が「おとうさんには似てないね」と言われても、男性たちは「そんなものか」と思うしかなかった。妻を信じるほかなかったのだ。妊娠できない男たちは妻を信じ、産まれた子をかわいがることで妻の信頼を得て、「父親になっていく」ものだった。現代になっても、妻を薄々疑い、「次男は自分の子ではないかもしれない」などと思いながらも、「事実確認はしない、したくない」と言う男性も少なくない。真実を知ることで不幸になるくらいなら、真実など知らないほうがいいのかもしれない。それは個人の考え方によるだろう。 女だから出産という過酷な体験をしなければならない。そうもいえるが逆に、女だからこそ出産の自由と権利をひとりで握っているともいえる。托卵妻は、おそらく今後もいなくなることはない。 <文/亀山早苗> 【亀山早苗】 フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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