名古屋市・河村市長が定例会見3月1日(全文3完)いよいよ政治もファイナルチャンス
不正がなければこういう問題は浮上しなかったのでは
中日新聞:すいません、中日新聞。冒頭の発言に戻るんですけど、市長の名簿、「ネットワーク河村市長」の名簿を見ていくような、貸し出しですか、あの件なんですけれども。これたぶん法律上、問題はないということは【*******00:56:51】。やっぱり一方で、世間の皆さんからするとちょっと、今回何も不正がなかったら別にいいとは思うんですけれども。 河村:うん? 中日新聞:今回こういう不正がなければ別に、そもそもこういう問題が浮上しなかったと思うんですけど。 河村:問題というより、かえって良かったと思うんじゃないですか。あ、そういうことでリコール運動をやっとんのかということが、文章読まな分からんですけど、分かって、自分の意思で援助したのが3000名で、2万7000名の方は嫌だったのか、なんか分かりませんけど、回答されてませんから、皆さんの知る権利に奉仕できたと思ってますけど、私。 中日新聞:それは承知しております。今回そもそもその問題とか、そういった情報がアップされなかったと思うんですけど、今回こういう名簿の偽造というのが【***00:57:48】にあって、そこに市長は応援団として参加をされた。署名運動に。で、今回の名簿を自分のところで出さなかったというのは、そもそもなんででしょうか。 河村:うん?
市長の事務所から出さなかったのはなぜか
中日新聞:ネットのほう、市長から出さなかった。 河村:それは活動が、うちの減税日本、あるいは河村たかしさんの、個人的といいますか、例えば参議院選挙です、愛知県選挙やったら。そういうのには出すんです。それはなぜか言ったら、それは減税日本であれ、河村たかしさんそのものの政治活動になってきますんで。だけど今回の場合はリコールということで、ちょっとまた別の話なわけです、これは趣旨が。減税日本というか、それがそのまま応援しとるわけでもないしですね。だで、やっぱり応援しとるんだから、そういう皆さんにお知らせすると、ご案内するいうことですわ。だからええ言葉じゃないけど、過失いうんじゃなくて、ご案内をしてもええよと、皆さんにと。だけどそれはリコール活動の団体の仕事だから、あんたのところで切手代とかやってちょうよと、そうなったいうことです。 中日新聞:たぶんそこが世間の人からすると分かりにくいというか、それだったら市長の事務所から自分で出せばいいじゃないかと。なんで人のところで貸すのかっていう。 河村:自分で出すと寄付行為みたいにならへんかな。ちょっと分からんですけど。ちょっと微妙ですけど。 中日新聞:という世間のもやもやというか。 河村:そういう認識ですね。ちょっとうちの本体の政治活動とは、全体の政治活動としては大きいし、僕からすれば名古屋市が訴えられとるもんで、名古屋市の改革というか、主張というか、いうことについて、署名活動自体はええ活動なんですよ、これは。その意味がなかったらつまらなくて、それはリコールにならないんです。だから市民が判断するんですよ。署名活動が悪いわけじゃないですよ。こんな不正署名があるといかんのであって。そのために情報提供をするというのは、僕はむしろ、すべきことだ言うと、これはまた出ておりますように、それはなんだというふうに文句言う人もあるかも分からんけど、むしろ説明責任を果たしたいうのかね。責任というか、必要な説明をするべきですよ、やっぱり。 中日新聞:その説明を果たしたということですか。 河村:ええ。それと、で、応援すると。嫌だったら別に、はがきが入っていますので、自分の意思でお考えくださいっていうふうに、丁寧にやったんです。無理やり受任者にしたわけじゃないんです。署名簿を送ったわけじゃないんですよ、これ。 中日新聞:それはそうですよね。