史上最年長45歳開幕投手を「目指す」ヤクルト・石川雅規、あと14勝の通算200勝も「絶対できる」
ヤクルト・石川雅規投手(44)が5日、史上最年長となる開幕投手と残り14勝に迫る通算200勝の“ダブル金字塔”を目標に掲げた。秋田市内でBリーグ秋田―広島戦のパブリックビューイングに同郷で同僚の石山、阪神・石井と参加した左腕は45歳2か月での大役へ「先発をやる以上は目指すべき」と言い切った。実現すれば、42歳7か月の大野豊(広島=98年)を抜いて歴代1位となる。 昨季は楽天との交流戦で186勝目を挙げ、史上初となる新人から23年連続勝利を達成するも、勝ち星はこれだけだった。それでも「年齢とか、去年1勝だからとか、ここ数年の勝ち星を考えると『厳しい』と言われるかもしれないですけど、そこで自分自身が『そうだよね、無理っぽいよね』と思うのは卑怯(ひきょう)。現役をやっている以上は絶対にできると信じている。最短でいきたい」と一気の大台到達をもくろんだ。 正月は実家で箱根駅伝をテレビ観戦。母校・青学大の総合優勝に刺激を受けた。原晋監督が名付けた「あいたいね大作戦」を拝借し「去年はお立ち台が一度もないので、お立ち台でファンの皆さんに会いたいですね」と3年ぶりの本拠地白星を約束した。故郷で新たに立てた誓いを胸に24年目に挑む。(長井 毅)
報知新聞社