神奈川県・黒岩知事が定例会見5月12日(全文4完)トンネルのイメージとは違う
神奈川県の黒岩祐治知事は12日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「神奈川県知事『県PCR検査場は5月中で17カ所に』(2020年5月12日)」に対応しております。 【動画】神奈川県知事「県PCR検査場は5月中で17カ所に」 ◇ ◇
野生イノシシの豚熱確認への所感を教えて
神奈川新聞:神奈川新聞社の【イシカワ 00:53:42】です。知事にお伺いします。きのう夕方に相模原市の山中で野生イノシシの豚熱が確認されました。12月の24日以降、県内でもワクチン接種が全頭にされてるかと思うんですけども、今回出たことに対する知事の所感を教えてください。 黒岩:これ、本県では野生イノシシの感染に先回りして、ご指摘のとおり、昨年末から年始の、休みを返上して、これは獣医師の皆さん、民間の方も、県庁職員の獣医師も含めて、県内で飼育するブタ、5万2699頭への予防的ワクチンの一斉接種を実施いたしました。その後も新たに産まれた子ブタ、3万5397頭、これに対しましてもワクチンを接種しておりまして、さらにこの夏には年末年始にワクチン接種した親ブタへの補強接種も行う予定にしております。これによりましてブタの免疫レベルは維持されておりますので、野生イノシシの感染がありましたけども、これが養豚場に感染が拡大するという恐れはありません。 これは本当にわれわれが、水際作戦ですね。こちらが見事うまくいったわけでありますけども、みんなで心を1つにしてワクチン対策をやったといったことが功を奏しているといったことでありまして、ほっと胸をなで下ろしてるところでありますが、しかし今後も気を緩めることなく、この豚熱の防疫体制、対応をしっかりやっていきたいというふうに思っています。
農家から何か要望は上がっているのか
神奈川新聞:これ、今、養豚場への感染はないと断言されましたけども、たぶん養豚農家なんかからは非常に不安の声が挙がると思うんです。取材中ですけれども。そういったところでは、農家からの何か要望とか、そういったものが県に上がってきてるというのは、現段階ではあるんでしょうか。 黒岩:私は把握してない。どう。 高尾:畜産課長です。本件につきましては昨日中に県内の全ての養豚農家のほうに情報提供しておりまして、われわれのほうには、ついに来たかというようなお声はいただきますけれども、現時点では冷静に受け止めていただいてるといったような状況でございます。 神奈川新聞:ありがとうございます。