神奈川県・黒岩知事が定例会見5月12日(全文4完)トンネルのイメージとは違う
対応を考えねばならない特殊なケースはまだあるのか
テレビ神奈川:テレビ神奈川です。今回、神奈川モデルの拡充という意味では精神科ができて小児科ができてっていうふうにどんどん広がってきた印象ですけども、まだ今後、対応を考えなければならない特殊なケースっていうのは知事の中でまだありますでしょうか。 黒岩:そうですね、まだいろいろあると思いますね。もう1つ、今日は福祉のクラスター対策としてC-CATっていうのを発表しましたけども、これもそういう意味では神奈川モデルの1つの形だというふうにお考えいただければと思いますね。はい、どうぞ。
出口戦略に関して世間とずれがあるのでは?
テレビ神奈川:テレビ神奈川の柳田と申します。出口戦略に関してお伺いしたいんですけども、知事のお話をずっと、これまでと、今日もお話を伺っていると、なかなか示すことができない段階なんだと。一方で世の中的には、世間としては、早く解除できないか、そのために基準を知りたいという世間の流れ、関心事だと思うんですけども、その点、かなりずれがあるのかなという受け止めをしているのですが、その点はいかがかということと、あと14日に政府が見解を示すに当たって、それまでに県独自で何かしらの指針なりを示すのがまだ難しい段階だということになると、国の示したものにほぼ即した形で対応していくということになるのか、この点について聞かせてください。 黒岩:これも何度も繰り返し言いますけど、私は医療崩壊、これだけは絶対に避けなきゃいけないというふうに思っていますね。ですから相当、慎重派というふうにお考えいただければと思いますね。やはり休業要請解除といったら、皆さんもすごい期待感が高まってきて、さあ、もう早く解除したいっていう、もうその思いはよく分かります、それは。ただ、まだ、特に神奈川県。神奈川県はまだそこの段階に来ていないというのが私の思いですね。そこはだからすごく慎重派というふうに思っていただければと思います。これはいつまでも続くわけじゃないですからね。だし、これ、焦っちゃいけないってすごく思うんですね。今こそ。自分でももう早く解除の段階を基準に示して、ばっといきたいなっていう、そんな衝動もあることはあります。でもここは踏みとどまるところだろうな。もうちょっと我慢してくださいっていう、そのモードだなっていう、ずっと私は思っているところですね。 ですから私は特にスピード感スピード感とこれまで言ってきましたけども、この問題に関しては、今、スピード感が問われている問題じゃないというふうに思います。まだね。まだ。慎重に慎重にいくべきだというふうに思っています。それをぜひ皆さんにご理解いただきたいなと思いますね。 テレビ神奈川:国の方針が示されたときについては、どんな感じになりそうっていうようなイメージがあるでしょうか。 黒岩:国の方針がどんな形で出されるのか、それは分かりませんが、それを見た上で判断させていただきたいと思いますね。はい、どうぞ。